SATCキャンディス・ブシュネル新作8月に発売。ドラマ化も決定

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HBO人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」(Sex and the City)の原作者、キャンディス・ブシュネル(Candace Bushnell)氏が8月に新刊「Is There Still Sex in the City?」を発売。テレビドラマ化されることが分かった。Deadlineが独占で報じた。

50代女性が主人公

新作はグローヴ(Grove Press)出版から刊行され、50歳以降の女性に焦点を当てた物語となる。

ブシュネル氏は「かつて、50歳は引退の始まりを意味していた。仕事を減らし、趣味や友人と過ごす時間を増やし、悠々自適のライフスタイルを楽しむものでした。」と従来の50代像について述べ、「彼女たちは運動したり、起業したり、別の州に引っ越したり、見知らぬ人とカジュアルセックスを楽しんだり、初めからやり直したりするとは思われていなかったのです。しかし、これこそが、まさに現代の多くの50代、60代の生活です。彼女たちの豊かで複雑に入り組んだ部分を、書籍やスクリーンに映し出せることに大変ワクワクしています。」と語った。

テレビシリーズ化については、パラマウント・テレビジョン(Paramount Television)とアノニモス・コンテンツ(Anonymous Content)が権利を取得した。ブシュネル氏はエグゼクティブ・プロデューサーの1人として、パイロット版の脚本を手掛けるという。

なお、SATCオリジナルのキャラクターが登場するのかについては、まだ明らかとなっていない。

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ブシュネル氏はこれまでに、SATCのほか「Four Blondes」「Lipstick Jungle」、「キャリー・ダイアリーズ」(The Carrie Diaries) 「One Fifth Avenue」などを出版してきた。

ドラマSATCは、サラ・ジェシカ・パーカー、クリスティン・デイヴィス、シンシア・ニクソン、キム・キャトラルが主演を務め、1998年から2004年まで6シーズンが放送された。ニューヨークを舞台に、4人の女性の友情や本音を描いたドラマは、ファッションも注目を浴び、世界中で大旋風を巻き起こした。

過去に2度映画化されており、3作目も撮影直前まで進行していたが、直前で製作中止が発表された

若き日のキャリーを描いた「キャリー・ダイアリーズ」は、NBCとCWによってドラマ化され、アナソフィア・ロブが主演を務めた。