「対抗馬出せばいい」バイデン氏、民主党の”エリート”にイラッ

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バイデン大統領は、一部で高まりを見せる撤退議論は、民主党の「エリート」による批判と一蹴。大統領選から退かない意向を改めて表明した。

8日のMSNBCのニュース番組「Morning Joe」の生放送で、バイデン氏は、討論会後に遊説で訪問したペンシルベニア州やノースカロライナ州、ミシガン州では多くの議員や地元の指導者、市民から支持を得たと説明。「一般的な有権者は、まだジョー・バイデンを求めている。私はそれに自信を持っている」と語った。「要するに、私は逃げない」と強調し、「2024年にトランプを打ち負かすのに最善の候補者だと思っていなければ、私は出馬しなかっただろう」と撤退の可能性を否定した。

司会者からニューヨーク・タイムズやエコノミスト、アトランタ・ジャーナル・コンスティテューション、ボストン・グローブなどのメディアのほか、ジェリー・ナドラー下院議員(ニューヨーク州)、セス・モールトン下院議員(マサチューセッツ州)、ジュリアン・カストロ下院議員(テキサス州)、政治コンサルタントのデイヴィッド・アクセルロッド氏、チャード・ハース元外交問題評議会会長などがバイデン氏に撤退を求めていると指摘されると、「これらの大物には賛成しない」と一蹴。「2022年(中間選挙)のレッド・ウェーブは誤っていた」と反論し、「私と一緒に来るんだ。人々の反応を見て、あなたが判断すればよい」と述べた。

さらに、「私は、民主党のエリートたちに苛立ちを募らせている」と不快感を示し、「もし私が出馬すべきでないと思うなら、対抗馬を出せばいい。大統領選に名乗り出て、党大会で私に挑むべきだ」と主張した。

討論会については「ひどい夜だった。起こった事は本当に残念に思っている」と反省を述べつつ、トランプ氏を「病的虚言者」と攻撃。敗北は「選択肢にない。前回は彼に勝った。今回も打ち負かす」と決意を語った。

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健康状態について問われると、バイデン氏は一笑し、2月に神経学的検査を含む健康診断の結果を公表した後も「デスクに座って決定を下すなど、毎日検査を受けている」と従来の主張を繰り返した。

同日、民主党議員に宛てた書簡でも「最後まで戦い、ドナルド・トランプを倒すと固く約束する」と選挙戦にとどまる意向を示した。

党内では現在、ロイド・ドゲット下院議員(テキサス州)やラウル・グリハルバ下院議員(アリゾナ州)ら5人が撤退すべきとの考えを表明している。

バイデン氏は、候補者を選ぶ過程で、1,400万票以上と約3,000人の代議員を獲得するなど「圧倒的な差で指名確実候補者」になったと説明。候補者は「マスコミや評論家、大口ドナー、選ばれた個人の集団ではなく、有権者が選ぶものだ」と述べ、批判する人々は、これらのプロセスや有権者の発言、民主主義を重要視していないと非難した。

バイデン政権の実績や、「MAGA共和党」との政策の違いをアピールしつつ、「私、われわれはトランプ氏を破ると確信している」と述べ、「撤退の議論は終わらせる時」だと主張。打倒トランプ氏に向けて、党内を団結させるべきだと訴えた。