高齢のバイデン氏「認知検査」受けないワケ

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ホワイトハウスは28日、バイデン大統領(81)の健康診断の結果を公表した。11月の大統領選に向け「高齢不安」がささやかれているが、この中に認知検査が含まれておらず、疑問の声が上がっている。

主治医のケヴィン・オコナー氏は6ページにわたる診断書の中で、大統領の健康状態は「すべて良好」で「職務遂行に適している」との評価した。

健康診断は、20人の医師によって2時間以上かけて実施されたという。ニューヨークポスト紙によると、バイデン氏の歩き方が「硬直」しているように見えるのは、「軽度の関節炎」により「左股関節の不快感が若干増大」しているためだと説明されている。神経学的検査では、脳卒中や多発性硬化症、パーキンソン病、上行性側索硬化、頸髄症などの兆候は発見されなかった。

バイデン氏は最近の記者会見で「言い間違い」を連発し、認知の衰えに対する懸念が高まっている。

Foxニュースの司会者ジェシー・ワッターズ氏は27日放送の番組で、アルツハイマー病協会の情報を元に、バイデン氏のアイスクリーム好きは、アルツハイマのーと関係がある可能性があると主張した

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ホワイトハウスの会見で、ABCニュースの記者から健康診断で「精神的適合や認知検査」は受けたのかと尋ねらたジャン・ピエール報道官は「主治医や神経科医の判断」によって、バイデン氏に認知検査は必要ないと判断されたと回答した。

バイデン氏は日々、犯罪から国境問題、一般教書演説の準備などに対処しており「日々、認知テストに合格している」ようなものだと主張。「トピックからトピックに移り、細部まで理解しようと努めている」と加えた。

「なぜ医師による検査を受けないのか」と問われると、「神経内科医を含む医師が不要と考えているからだ」と繰り返した。バイデン氏には、24時間365日医師団が付き添っており、15分で行われる臨床認知検査よりも厳しい仕事をこなしていると述べ、「国民は、大統領が毎日認知テストに合格していることを理解すべきだ」と強調した