バーニー・サンダース氏 台湾有事に軍事介入の意向

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ネバダ州の民主党党員集会で勝利し、スーパーチューズデーに向けて弾みをつけたバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)は、23日放送のCBSの番組「60ミニッツ」に出演し、軍事や北朝鮮の対応を含む外交について語った。

インタビュアーのアンダーソン・クーパー氏から、米国の軍事介入を正当化する状況があるか聞かれると、サンダース氏は「もちろんだ。」と回答。「できる限りないことを願うが。しかし、そうだね、我々は世界で最強の軍隊を有している」と述べた。

軍事行動を決定する基準について、「確実なのはアメリカ人に対する脅威。同盟国への脅威。私はNATOだと信じているが。」と述べ、「私は、米国はすべてが平等であり、他国と同盟を結び、単独行動をするべきではないと考えている」と語った。

中国が台湾に軍事侵攻をした場合について聞かれると「我々はただ座って、侵略が起きるのを許さないことを世界に明確に示さなければならないと考えている」と語った。

さらに北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と会う可能性について、「はい」と即答。敵対国と面会することは「悪いことではない」と語った。

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トランプ氏と正恩氏の会合について「あいにく、トランプは会合に準備不足で望んだ。」と述べ、「あれは写真撮影の機会で、会合を成功させるために必要なある種の外交の取り組みはなかった。しかし、私にとって、世界中の敵と膝を付き合わせるのは問題ではない。」と語った。

サンダース氏は公約の中で、国際的協力を通じて軍国主義に対する戦いをリードすると主張。外交と平和に焦点を当てた外交の実施、大統領による違法な海外介入を制限するための戦争遂行における議会の役割の再確認を掲げている。また「終わりなき戦争」を望まない市民に寄り添うと述べている。