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米メゾンカイザー、破産法第11条の適用申請

フランスのベーカリーチェーン、メゾンカイザー(Maison Kayser)の米国事業を手がけるコズモレドLLC(Cosmoledo LLC)は10日、マンハッタン南部地区の破産裁判所に、連邦破産法第11条の適用を申請した。

ブルームバーグによると、コズモレドは、ニューヨークでフランチャイズ事業を展開するオーリファイ(Aurify)に全資産を売却することに合意している。オーリファイは関連会社を通じて300万ドルを現金で支払い、債務を帳消しにする。コズモレドの資産は約5,000万ドル、負債は約1億ドルだという。

メゾンカイザーは2012年、アッパーイーストサイドに米国初の店舗をオープンした。裁判書の資料によると、全米での店舗拡大計画に失敗した後、バランスシートの再構築と、業績不振店の閉鎖を進めていたという。新型コロナウイルスが拡大し始めた頃には、これらのリストラ計画は、ほぼ完了していた。
3月の店舗閉鎖により、800人の従業員を一時解雇した。6月の再開を予定していたが、州が店内飲食の禁止を継続したため、不可能になったという。
7月末には、ニューヨークの全店舗を閉鎖し、撤退を検討していることが報じられていた。

オーリファイは、メルト・ショップ(Melt Shop)やザ・リトル・ビーツ(The Little Beet)、ニューヨークエリアのファイブ・ガイズ(Five Guys)などを運営している。
同社は5月、経営危機に陥っていたル・パン・コティディアン(Le Pain Quotidien)の国内98店舗の経営権を300万ドルで買収している

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