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4歳児がコロナで死亡 反ワクチンの母親が後悔

テキサス州で7日、4歳の女の子が新型コロナウイルスに感染し、死亡したことが分かった。ガルベストン郡保健局は、同地域で最年少の死者だと発表。子供でも重症化する例があるとして、警戒を呼びかけた。

亡くなったのはカリ・クックちゃん。母親のカラ・ハートウッドさんは前日に新型コロナの陽性が判明し、隔離していた。

カリちゃんはこの日深夜2時ごろ発熱し、薬を与えられたが、その後症状が急変。朝には死亡していた。ハートウッドさんは「眠っている間に亡くなった」と地元メディアに語っている。

カリちゃんは兄弟に比べて病気になることが多かったが、医者に免疫異常や健康状態が悪いと診断されたことは一度もなかったという。
ハートウッドさんは「面白くて、活発な娘だった」と述べ、「他の女の子とは違って、リボンをつけたりするよりも、虫やカエルで遊ぶ方が好きだった」と語っている。

検視の結果、カリちゃんは新型コロナに感染していたことが確認された。接触者の追跡を行った保健局によると、通園している他の子供たちや親からは陽性反応が確認されず、家族から感染した可能性があるとの見方を示している。

ハートウッドさんはワクチンを接種していなかった。「私は反ワクチン派の1人だった。でも今はそうでなければ、よかったと思っている」と後悔の念を語っている。なお母親と婚約中の男性は、共に失業中だという。現在gofundmeで葬儀費用などの寄付金を募っている。

ガルベストン郡ではデルタ株の感染拡大とともに、子供の間でも新規感染者数が増加している。在米国では、12歳未満の子供はワクチンを接種することができないため、保健当局は子供たちを保護するために、対象者にワクチンを接種するよう求めていた。
また、カリちゃんのように子供も重症化するケースがあるとして、発症した場合はすぐに診察を受けるよう呼びかけている。

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