女王へのお辞儀を「ジョーク」に、メーガン妃に非難の声

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8日に配信がスタートしたNetflixの新ドキュメンタリー「Harry & Meghan」。番組内の2人の発言が早くも物議を醸しているが、中でも故エリザベス女王に対する「カーテシー」(高位の人に対するお辞儀)を再現した場面について、英国文化を嘲笑したなどと非難の声が上がっている。

メーガン妃は、エリザベス女王と初めて対面したエピソードの中で、お辞儀の仕方を直前に学んだと告白。ヘンリー王子から当日、「カーテシーを知っている?」と尋ねられたが、「冗談でしょと思った」と振り返った。

これに対しヘンリー王子は「カーテシーを一体どう説明する?深いお辞儀をするのは、特にアメリカ人にとって妙だ」と説明を控えていた理由を明かした。

メーガン妃は「”メディーバル ディナー&トーナメント”のよう」と中世スタイルのショーに例えた後、カメラの前で両手を広げ、長々とお辞儀を披露。笑みを浮かべ「陛下、お目にかかれて光栄です」と決まり文句を述べた後、ヘンリー王子に目配せし「これで大丈夫?」と確認するそぶりを見せた。「本当に、強烈だった」とその時の印象を語った。

ITVニュースの王室編集者クリス・シップスは、隣で様子を見ていたヘンリー王子が「やや不快な表情を浮かべている」と指摘した。

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The i Paperの記者ベンジャミン・バターワース氏は「単に性格が悪い。無作法だ」「学校のいじめっ子のよう」とメーガン妃を非難した。

デイリーメールのコラムニスト、サラ・ヴァイン氏は、英国文化を揶揄する行為は、人種差別と言えないのかと疑問を投げかけた。

テレグラフによると、王室関連の著者ガイルズ・ブランドレス氏はTalkTVの番組で、メーガン妃のお辞儀は「嘲笑」であり「恥ずべきことだ」と非難したものの、「不快ではあるが、文化の違いでもある」と述べ、致し方ないとの考えを示した。

夫妻の番組は配信開始早々、Netflixの全米No.1を獲得している。一方で、映画の口コミサイトRottenTomatoesのオーディエンスの平均スコアは12%と低く、「特権的な生活を送りながら、想像上の困難に取り組んでいる」「尊大な偽善者」「最初の30分間見るのも困難だった」「地球上で最も自己中心的な2人」など否定的なコメントも投稿されている。