8日に配信がスタートしたヘンリー王子とメーガン妃の待望のドキュメンタリー番組「Harry and Meghan」を巡って、メディアでは「カーダシアン家以下」「行き詰まってる」など辛口な意見が飛び出した。
番組は全部で6エピソードからなり、この日は2人の出会いから結婚に至るまでの3話が公開された。前半は、英国メディアの体質や報道に対する批判が中心だった。
メーガン妃に批判的なことで知られる英大物司会者ピアース・モーガン氏はツイートで「なんてことだ、本当につまらない!」「カーダシアン家のお騒がせセレブライフより悪い」と酷評した。
ザ・サンに寄稿したレビューでは、夫妻は「信じられないほど裕福で、特権がある」にも関わらず、「世界最大の犠牲者面」をしていると指摘。「恐るべき尊大なナルシスト」と攻撃した。
God, they’re so boring! #HarryandMeghanNetflix
— Piers Morgan (@piersmorgan) December 8, 2022
王室の伝記作家アンジェラ・レビン氏は「やれやれ、3時間もヘンリーとメーガンが自らプライバシーを漏洩するのを見ていた」と呆れた様子でコメントした。
Phew. Three hours watching Harry and Meghan breach their own privacy. I’ll be giving @Iromg @TVnews my view of it all at midday
— Angela Levin (@angelalevin1) December 8, 2022
GBニュースの司会者ダン・ウートン氏は「プライバシーに気を配って欲しいと主張するカップルは、30分も経たないうちに”プライベート”なテキストメッセージや、デートのプライベート写真、プライベートビデオ、プライベートな日記と子供を世界に公開した」とツイート。さらに「”プライベート”な母親のドリアまで、リアリティショーに出演している」と揶揄した。
For a couple who claim they care about their privacy, in less than half an hour Harry and Meghan have already shared with the world ‘private’ text message exchanges, ‘private’ photos from their dates, ‘private’ video diaries and ‘private’ clips of their son#HarryandMeghanNetflix
— Dan Wootton (@danwootton) December 8, 2022
ガーディアンのルーシー・マンガン氏は「気分が悪くなり、朝食を吐きそうになった」と題したコラムで、「皆が既に知っている話が、そう話すであろうと予期する方法で当事者から語られた」と内容に目新しさがないと評した。
Varietyのダニエル・ダダリオ氏は、「ザ・クラウン」の恐ろしく退屈な新シーズン同様、夫妻の物語は「行き詰まっている感」があり、知らない話を発見することができないという「欲望の欠如」を引き起こしていると指摘。今後公開されるエピソードが「交際や結婚、家族との確執の物語を超えた内容」であることを望むと述べた。
なお、夫妻がネトフリと契約を交わしたのは2020年。契約金は1億ドル以上とも伝えられている。