オレナ・ゼレンスカ

ウクライナ大統領のファーストレディ、オレナ・ゼレンスカ(Olena Zelenska)氏が、ファション誌ヴォーグのデジタル版の表紙に器用されたが、保守派やネットユーザーの間で物議を醸している。

写真は著名なフォトグラファー、アニー・リーボヴィッツ氏によるもので、首都キエフの大統領府などで撮影されたという。

写真には、ゼレンスキー大統領も登場。ロシアとの戦争開始以来、トレードマークとなったカーキ色のTシャツを着て、オレナ夫人の手を取り、テーブルに座る姿などが撮影されている。

また、爆撃で破壊された世界最大の貨物機「An-225 Mriyaと兵士を背景に、ロングコートをまとってポーズを取るオレナ夫人の写真も公開された。写真には「何万人の女性が戦闘などの最前線に立たされており、ファーストレディのオレナ夫人の役割は、ますます最前線の外交で重要性が増している」と説明書きが添えられた。

オレナ夫人は今月19日、ホワイトハウスを訪れ、バイデン大統領とジル夫人と面会。翌日には連邦議会で演説を行い、さらなる米国の支援を訴えた。

保守派から非難の声

ウクライナの支援策に批判的な共和党の若手右派、ローレン・ボーバート下院議員(コロラド州)は、ツイッターで「われわれは600億ドルの支援をする一方で、ゼレンスキーはVogueの写真撮影を行っている。これらの人々は、われわれをカモの集団にすぎないと思っている」と非難した。

保守系の政治活動家やインフルエンサーからは「戦争中なのに、写真撮影する暇があるのか?」(スコット・プレスラー)「”民主主義”を守るために毎週10億ドルの援助を送り続けよう」(ローガン・ホール)などの皮肉が投稿された。

Vogueが撮影した写真撮影のメイキング動画をシェアし、連日多くの人が亡くなっているにも関わらず、夫妻の判断は不適切ではないかと疑問を投げかけるユーザーや、第一線で敵と戦う女性兵士の写真を表紙にするべきだとの意見も投稿された。

公式Instagramでも、ウクライナの問題に焦点を当てる夫人のインタビューを賞賛する意見がある一方で、ファッション誌ならではのゴージャスな写真に違和感を感じたというコメントや、「戦争を美化している」「ジョーク」などの批判も多数投稿されている。