バルカン半島のノストラダムス「ババ・ヴァンガ」とは?プーチンは世界の支配者になると予言

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9.11同時多発テロを予言したとされる、ブルガリア出身の盲目の霊能者、ババ・ヴァンガ(Baba Vanga)が生前、ロシアのプーチン大統領やロシアが「世界の支配者」になるといった、不吉な予言を残していたという。

ババ・ヴァンガは「バルカン半島のノストラダムス」の愛称で呼ばれ、1996年に85歳で他界するまでに、数百の予言を残したことで知られる。9.11以外にも、ロシア原子力潜水艦クルスクの沈没事故やシリアの化学兵器使用を言い当てたとされる。

The SUNが引用したタブロイド紙Birmingham Mailの2018年の記事によると、プーチン氏に関する予言をしたのは1979年。 作家Valentin Sidorov氏とのインタビューで「すべてが氷のように溶けるが、一つだけ傷つかないものがある。ウラジーミルの栄光、ロシアの栄光」「多くの犠牲がもたらされる。誰もロシアを止めることはできない」「すべてが彼女によって取り除かれ、維持されるだけではなく、世界の支配者になる」と意味深な予言をしていた。

これに加えて、ニューヨークポスト紙は、第3次世界大戦が起きて「ロシアが生き残り、世界を支配する」とも予言していたと伝えている。

ババ・ヴァンガとは

ポスト紙によると、ババ・ヴァンガはオスマン帝国時代の火山の麓にある都市、ストルミツァに生まれた。12歳の時、巨大な嵐に遭遇した後、視力を失った。吹き飛ばされたヴァンガを家族が見つけた際、死にかけており、目は怪我をして、砂埃で塞がれていたと伝えられているという。本人は後に、行方不明となっている間に示現を体験し、人々を癒し、未来を予測する能力が備わったと話したという。

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クルスクの事故は1980年に予言したとされ、この時、1999年8月に「クルスクが水に覆われ、世界が涙する」と話したという。実際の事故は2000年8月12日に発生し、乗員すべてが命を落とした。生前、「イスラム教徒がヨーロッパ人に化学戦争をする」と話しており、信奉者の間では、シリアの化学兵器使用を予言したものとされている。

米国については、第44代大統領は黒人で、最後の大統領になると予言した。第44代はオバマ大統領で人種については言い当てたが、最後の大統領ではない。1989年に「アメリカの同胞は、鋼鉄の鳥に襲われ、倒れるだろう(中略)罪のない血が流される」と、9.11と一致するような予言をした。

このほか、世界的な飢饉が2025年から2058年の間に根絶される、中国が超大国になり米国を追い抜く、クローン技術を用いて医者はすべての病気が治療可能になる、2072年から階級のない共産主義社会が繁栄する、植民地化された火星が原子力を獲得し、2170年から2256年頃に地球からの独立を要求する、世界は5079年に終焉する、などの予言を残している。

ちなみに今年に関しては、インドで飢饉が起きる、シベリアで凍結していたウイルスが温暖化で放たれ、パンデミックを引き起こす、多数の都市が水不足に陥る、エイリアンが地球を侵略する、オーストラリアとアジアが多くの津波と地震に見舞われると予言しているという。

ヴァンガの熱心なフォロワーたちは、予言の85%が的中していると主張しているが、予言を研究した専門家は、的中率は68%と指摘しているという。