6日(火)午前8時半過ぎ、東海岸、メキシコ湾、カリビア諸島のエリアの住民に対して、スマートフォンに津波警報が誤配信される出来事があった。この警報は、天気情報を配信する民間企業アキュウェザー(AccuWeather)によるプッシュメッセージで、後にアメリカ国立気象局(National Weather Service、NWS)による月間のテストだと判明し、修正が発表された。
The National Weather Service Tsunami Warning this morning was a TEST. No Tsunami warning is in effect for the East Coast of the U.S.
— AccuWeather (@accuweather) 2018年2月6日
責任の所在は?
今回の誤配信について、アキュウェザーと気象局、両者の言い分は食い違っている。
午前9時過ぎ、NWS New Yorkは、今朝の警報はテストで、なぜこのメッセージが津波警報として発信されたか現在調査中と発表。NBCニュースによると、このテストメッセージは、NWSが運営するコミュニケーションチャンネルなどでは、一般に公開されていなかったという。
***THERE IS NO TSUNAMI WARNING***
A Tsunami Test was conducted earlier this morning, that did have TEST in the message. We are currently trying to find out how a message went out as a warning. We will update you when we find out more.
— NWS New York NY (@NWSNewYorkNY) 2018年2月6日
アキュウェザーは、同社は、NWSで使用するコードを、精巧なコンピューターでスキャンするシステムを備えているとし、「テスト」という言葉が入ってたが、コードには実際の警報のものが使用されていたと指摘。
今回の警報は、テストと本物の警報を混同して情報を発信した気象局のエラーだとして非難している。
また、ウェザーチャンネル(The Weather Channel)などの情報源ほか、気象局のウェブサイトでも本物の津波警報だとして情報を表示していたと声明で述べた。
AccuWeather Responds to Miscoded NWS Tsunami Warning: https://t.co/j1sNXCYeIE
— AccuWeather (@accuweather) 2018年2月6日
1月17日には、ハワイ州で、人的なミスにより北朝鮮のミサイルが発射された情報が誤配信され、住民がパニックに陥るという事件が起こっている。