保安検査場の職員ら 乗客の荷物から現金抜き取り 米空港で組織的犯行

56

もっとも安全であってほしい場所でまさか・・・。

フロリダ州マイアミの国際空港の保安検査場で、職員らが乗客の手荷物から現金を盗んだとされる映像が公開された。

事件が発覚したのは今年7月。 事件を最初に報じた地元テレビ局WPLGは、運輸保安庁の3人の職員が、検査荷物から金銭を盗んだ容疑でマイアミ・デイド警察によって逮捕されたと伝えた。

逮捕されたのはラバリウス・ウィリアムズ(33)、ジョスー・ゴンザレス(20)、エリザベス・ファスター(20)。警察は、3人が協力して乗客の気を逸らし、手荷物から現金を盗んでいたことが監視カメラから判明したと発表。ある映像には、乗客の財布から600ドルを抜き取るところが映っているとしていた。

ゴンザレス容疑者とファスター容疑者は犯行を自供したが、ウィリアムズ容疑者は供述を拒んだという。

Advertisement

3人は組織的な詐欺の罪で起訴された。今回の映像は証拠開示手続きの一環としてマイアミ・デードの検察によって公開されたという。撮影日は6月29日で、乗客らが次々と荷物を置いていく中、2人の職員が荷物をゴソゴソと探り、何かをポケットに入れる様子が映っている。