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NY市、街がゴミだらけに?公衆衛生に新たな問題

ニューヨーク市の各地でゴミ箱があふれ、新たな公衆衛生上の問題が生じている。
ハーレムやハミルトンハイツの住民は、ネズミやゴキブリが発生したり、公園でアライグマがゴミをあさっているのを見かけたりしたとCBSニュースに苦情を述べた。

衛生局のキャサリン・ガルシア委員長は「前年に比べ、予算が大幅に減少した。」と語っている。
市は新型コロナウイルスの影響により、90億ドルの財政赤字を見込んでおり、各部門の支出を削減した。衛生局の予算は、1億600万ドル(約110億円)以上カットされた。歩道に出されたゴミは通常通り収集しているが、公共スペースに設置したゴミ箱の収集は60%削減し、道路の清掃は週1回となった。

パンデミック後は自宅待機の人が増えたため、街の中心部以外のゴミの分量が増加した。一方、観光客の減少やオフィスの閉鎖、富裕層が郊外に流出しているなどの理由から、一部のエリアは比較的清潔に保たれているという。

ゴミ収集の頻度は、人々が街に戻るにつれて調整される予定だが、具体的な計画は策定されていないという。

先日は、市が無料で提供する落書き除去プログラム「Graffiti Free NYC」の財源が枯渇し、苦情の受付と除去活動を停止していることが報じられている。

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