NY市 ポカポカ陽気の週末。ソーシャル・ディスタンス違反続出

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ニューヨーク市では2日、最高気温が21度に達し、多くの人が気分転換やエクササイズをしようと、街や公園に出かけた。

週末の人出の増加を見込み、デブラシオ市長は月曜から予定していた、一部車道を歩行者に開放する「オープン・ストリート」を前倒しで実施。さらにパトロールのため、約1,000人の警察官が配備された。

ソーシャルメディアには、セントラルパークやウエスト・ヴィレッジの湾岸で日光浴を楽しむ人々の様子が投稿され、話題となった。

ニューヨーク コロナ グリーンマーケット
(写真上)ユニオンスクエアのグリーンマーケット©mashupNY

ニューヨーク市警察(NYPD)のダーモット・シェイ(Dermot Shea)警察委員長は3日の会見で、昨日51件の召喚状を発行したと発表。大多数はソーシャル・ディスタンスに関連するもので、うち43件は公園で発行された。具体的な違反内容は明らかにしていないが、3人が拘束された。
なおNYPDは3月16日以降、ソーシャル・ディスタンス違反に関連し、60人を拘束。343人に召喚状を発行しているという。

デブラシオ市長は、大多数はマスクを着用し、ソーシャル・ディスタンスを遵守しているとしつつ、「基本ルールを無視し、スポーツやイベントなどの集会を行おうとする場合、NYPDはただちに召喚状を発行する。これについては妥協しない。」と警告した。

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3日時点でのニューヨーク市の累計の感染者数は16万8,845人、死者数は1万8,706人(推定5,387人を含む)となっている。