サブウェイ 米国の500店舗を閉鎖へ

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世界最大のレストランチェーンのサブウェイが、米国内にある500店舗を閉鎖する計画していることを、ブルームバーグが報じた。

サブウェイは昨年800店舗を閉鎖し、国内店舗数を25,908店舗へと減少させたが、マクドナルド(約14,000店舗)やピザハット、タコベル、KFCを運営するYum! Brands, Inc(17,000店舗)を大きく上回る最大規模の店舗数を展開している。一方、海外も含めた店舗数は4万店舗以上となっており、今年は国内を縮小する一方で、メキシコや中国、イギリス、インドなどに1,000店舗以上を新たに追加する予定だという。

スザンヌ・グレコ(Suzanne Greco)最高経営責任者は、ブルームバーグの取材に「これまでは店舗数にフォーカスしてきた。これからはマーケットシェアの強化に集中する」と、各店舗の売り上げ拡大に注力する方向であることを示唆した。

従来のファーストフードレストランに加え、近年のファースト・カジュアルレストランの台頭や、グロッサリーやコンビニエンスストアの「grab-and-go」メニューの充実などにより、サブウェイを取り巻く競争は激化している。
サブウェイは昨年7月に約20年ぶりとなる新コンセプトの店舗デザインを発表し、一定の店舗でリノベーションを進めている。新店舗は従来よりも明るくモダンなデザインで、キオスク端末を使ったオーダーシステムを採用するほか、ラップやグルテンフリーブレッドなどの新メニューも試験的に導入する。
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また、今年2月には、米国とカナダで新たなロイヤリティプログラムを開始し、客数とオーダー数の増加に向けた取り組みを進めている。プログラムでは50ドルの購入につき2ドルのリワードを提供している。

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