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ショーン・ペンがウクライナ入り、ロシア侵攻のドキュメンタリー制作

ロシアが軍事侵攻したウクライナで、オスカー俳優で映画監督のショーン・ペンが、ドキュメンタリーを制作中だという。ニューヨークポスト紙が報じた

ウクライナのゼレンスキー大統領が24日朝、ロシア軍が軍事侵攻したことを受け、全土に戒厳令を発令している。ゼレンスキー氏は25日朝、これまでに137人が死亡、316人が負傷したと発表した。

ポスト紙によると、ペンは現在、VICEスタジオと共同で、ウクライナに関するドキュメンタリーを撮影している。昨年11月に、ロシアとウクライナの国境付近で、軍事へのインタビューを行っていたという。

ウクライナ政府もペンが現地入りしたことを明らかにした。フェイスブックで24日、首都キエフで行われた大統領記者会見で、会場の最前列に座るペンの写真を投稿し、「わが国に対するロシアの侵攻に関する真実を世界に伝えるため、ドキュメンタリー監督としてキエフを訪問している」と説明し、「勇気」への感謝を述べた。

ゼレンスキー氏もインスタグラムのストーリーズで、マンツーマンで会談を行う様子を投稿した。

ニューズウィークは、ショーン・ペンは現地で、国務長官兼副首相のイリーナ・ヴェレシュチュク(Iryna Vereshchuk)氏や、軍人らにインタビューを行ったと伝えている。

大統領府も声明を発表し「多くの人々、特に西欧諸国の政治家に欠けている勇気を行動で示した」とペンを賞賛。「自由を求めて闘うウクライナを支持する真の友人が増えることで、より早くロシアの危険な攻撃を阻止することができるだろう」と述べた。

アレキサンダー・ロドニャンスキー(Alexander Rodnyansky)大統領顧問は23日、ペンと食事をし、話が弾んだとツイートしている。

なおウクライナ政府は24日、南部ヘルソン地域の一部や、チェルノブイリ原子力発電所、キエフ近郊のホストメル飛行場がロシア軍に掌握されたと発表している。

人道支援活動も

ショーン・ペンは2005年にニューオーリンズで、ハリケーン「カトリーナ」の救援活動で現地を訪問したほか、2010年のハイチ大地震で、被災者支援に加わった。パンデミック中、新型コロナの検査キットやワクチンを各国に配布するなど、人道的な活動を積極的に行っている。

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