サラ・ジェシカ・パーカー NY公共図書館の予算削減を批判。署名呼びかけ

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ニューヨーク・パブリック・ライブラリー(NYPL)は20日、来年度の予算削減の再考を求め、女優サラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)らの署名入り電子メールを市議会に提出した。

デイリー・ニュースによると、ビル・デブラシオ(Bill de Blasio)市長は、NYPLの計1,100万ドル(約12億円)の予算削減案を盛り込んでいる。

サラ・ジェシカ・パーカーは、HBOドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」(Sex and the City)キャリー・ブラッドショーのおなじみのフレーズ「I couldn’t help but wonder」を引用し、「ニューヨーク市は、強固なパブリックライブラリーがなくて、存続することができるかしら?」「ニューヨーカーの一人として、この素晴らしく、重要かつ必要な、皆に愛されている図書館を削減することを受け入れることはできますか?できないわ。」と予算削減への反対を表明した。

さらに自身の家族は、グリニッジ・ヴィレッジのジェファーソン・マーケット・ライブラリー(Jefferson Market Library)が大変好きな場所であると述べ、「図書館は、コミュニティの人々の拠り所であり、ビーコン、愛されている建物。そこになくてはならないものだ。」と述べた。

図書館はキャンペーンを実施

ブルックリン、ニューヨーク、クイーンズ3箇所の図書館システムは、図書館の重要性を伝えるための意見サイトinvestinlibrareis.orgを開設した。サイトには、93%の市民が図書館を重要だと思っているというアンケート結果が公表されており、バーチャル・ポストイットでメッセージを投稿することができる。

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サラ・ジェシカ・パーカーは電子メールで市民に対し、メッセージの投稿を呼びかけた。ラジオ司会者のアンジェラ・リー(Angela Lee)や、ピュリッツァー賞受賞作家のジェニファー・イーガン(Jennifer Egan)も署名し、図書館を支援する姿勢を示した。

3箇所の図書館は、コスト上昇や、分館の拡大・新設に対応するため、2020年会計年度に3,500万ドルの追加予算を申請している。さらに来年は10年に一度の国税調査が実施される予定で、初めてオンラインでの回答が受け付けられる。NYPLの広報担当者、Angela Montefinise氏は、インターネットを使用することができない人々にとっては、図書館が重要な資源となると述べ、サービスの削減を回避したい旨をデイリーニュースに語った。
予算は6月末に最終決定される。