選挙集会でナチス旗、サンダース氏「言葉が出ない。人生で思いもよらなかった」

バーニー・サンダース上院議員は、選挙集会で参加者がナチスのかぎ十字の旗を掲げた件について、「人生で思いもよらなかった」と語った。

大統領選に向けて民主党の指名獲得を目指すサンダース氏は5日、アラバマ州フェニックスで選挙集会を行った。サンダース氏の演説中、会場内の男性がナチス旗を突然広げた。会場からすぐにブーイングが沸き、男性は旗を取り上げられ、外に連れ出された。

サンダース氏はCNNの番組で「この国が反対するすべての象徴である、かぎ十字が掲げられたということ。このシンボル、ナチスとの戦いで、われわれは40万人を失った。600万人のユダヤ人が殺された」と述べ、「言葉が出ない。不愉快だ。アメリカ人として、主要な政治集会でかぎ十字をみるなど人生で思いもよらなかった。おそろしいことだ 」と語った。

サンダース氏の父親はポーランドからのユダヤ移民。父親の親戚の多くがホロコーストで命を奪われたという。

民主党の候補者争いは現在、サンダース氏とジョー・バイデン前副大統領による事実上の一騎打ちとなっている。

ライバル候補のバイデン氏は「君が誰を支持しようとどうでもよいが、初のユダヤ人大統領になるかもしれない人物に対するこのような攻撃は、不愉快で常軌を逸している。」と非難。「米国で憎悪と人種偏見が存在する余地はない。これら悪を根絶するのは我々の責任だ」と述べた。