ロシア防空軍元司令官 自宅で遺体発見

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ロシア軍の元司令官が自宅で遺体となって発見された。

ロシア語の独立系メディアBazaによると、死亡したのは2005年から2009年までロシア連邦第6空軍・防空軍を率いたウラジミール・スビリドフ中将(68)。今月15日にロシア連邦の南西部スタヴロポリ地方にある自宅で、72歳の妻タチアナ・スビリドワさんとみられる女性ともに死亡していた。およそ一週間前に死亡したものとみられるという。

死因は不明で、ガスサービス事業者の従業員が測定したところ、許容濃度を超える有害物質は検出されなかったという。

2008年のロシア・グルジア戦で空軍を率いたスビリドフ氏は当時、パイロットの質の低下に不満を漏らしていた。

キーウ・ポストによると、あるインタビューでは、戦闘準備に100時間の飛行が必要であるにもかかわらず、軍の平均飛行時間は25~30時間であると漏らしていたほか、「十分に訓練されていない士官を、それ以上の者がいないため、任命せざるを得ない」と述べたこともあった。

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さらに「士官学校に三等パイロットを送っている。 過去にはこんなことはなかった」と批判したこともあった。

軍関係者が謎の死を遂げるケースはたびたび報じられている。

昨年の12月25日、陸軍の元総司令官、アレクセイ・マスロフ氏がモスクワの軍事病院で急死した。マスロフ氏は退役後、ロシア最大の戦車メーカー、ウラルヴァゴンザヴォード社に勤務していた。死亡する2日前、プーチン氏が同社の工場を見学に訪れる予定だったが、急遽取りやめていた。

この前日、ロシアの軍用潜水艦を製造するアドミラルティ造船所のアレクサンダー・ブザコフ所長が67歳で急死した。ブザコフ氏は死去前日に新型潜水艦の進水式に参加したばかりだった。

今年2月には、ロシア連邦軍の西部軍管区で財務部門のトップを務めていたマリナ・ヤンキナ氏(58)が、サンクトペテルブルグにあるマンションの16階から転落して死亡した。その3日後、内務省の過激派対策本部の元副本部長ウラジーミル・マカロフ少将(72)が、モスクワ近郊にある自宅で死亡しているのが発見された。マカロフ氏は1月にプーチン氏によって解任されたばかりだった。