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車が屋外飲食スペースに激突。巻き添えの配達員死亡 NY市

ニューヨーク市クイーンズで29日夜、SUVが高速で屋外飲食スペースの構造物に衝突する事故があった。フードデリバリーの配達員がはねられ、死亡した。

事故は午後7時45分ごろ、アストリアのディトマス・ブルバードと35ストリートの角にあるレストランRosatoroで起きた。
メルセデスベンツのSUVを運転していた女性(60)は、前方の遅い車を追い越そうと、自転車レーンを走行。この際、オートバイの配達員を跳ね、停車中の2台の車に衝突した。その後、屋外飲食スペースの構造物に突っ込んだ。

はねられた配達人は、エルムハースト在住のシン・ロン・リン(Xing Long Lin)さん(37)。搬送先の病院で死亡が確認された。リンさんは、同地域で配達員として働いていた。
SUVの運転手と、32歳の女性がけがを負い、病院で手当を受けた。命に別条はないという。

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店内に設置された監視カメラの映像では、SUVが大きな音を立て、屋外の飲食スペースに突っ込み、壁やテーブルなどをなぎ倒す様子が撮影されている。

目撃者はニューヨークタイムズに対し、自動車は飲食スペースに突っ込む際、時速80キロを超えていた語っている。飲食店のスタッフは、木と電柱で車の速度が緩んだと述べ、さもなければ店の客に被害が及んだ可能性があると語った。

事故発生時、屋外で食事をしている客はいなかった。デイリーニュースによると、当日の夜は気温が低かったため、店のスタッフが店内での飲食を勧めたという。

近くの店のバーテンダーは、リンさんはSUVの下に引きずり込まれ、助け出そうとしたが血まみれだったとニューヨークポスト紙に語っている。

ニューヨーク市ではパンデミック後、車道に屋外ダイニングの設置を許可しているため、車やバイク、自転車の走行スペースが狭くなっている。
今回の死亡事故を受け、SNSでは「事故は起こるべくして起こった」「路上は飲食スペースではない」「屋外飲食スペースを撤去すべき」との声が寄せられている。

デブラシオ市長は、危険運転は容認できないと非難つつ、屋外での食事は安全だと主張。引き続き、歩行者と客の安全確保につとめると発表した。

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