ヘンリー王子、アメリカ国民になろうとしていた

126

英国王室を離脱し、カリフォルニア州へと移住して約4年が経ったヘンリー王子。高級住宅地「モンテシート」での生活を大変気に入っているようで、米国市民権の取得を検討したことがあったという。

ヘンリー王子は現在、自身が創設した傷痍軍人のためのスポーツ大会「インビクタス・ゲーム2025」のプロモーションイベントに参加するため、カナダのウィスラーを訪問している

情報番組Good Morning Americaのレポーター、ウィル・リーブ氏のインタビューに応じた王子は、アーチー王子(4)とリリベット王女(2)について「素晴らしいユーモアセンスの持ち主で、われわれを笑わせてくれる。毎日家につきっきりだ。パパになったことを嬉しく思っている」と述べ、現在の暮らしを「素晴らしい。毎日が大好きだ」と充実した様子で語った。

市民権の取得について尋ねられると、「フー」と少し間を置いた上で「考えたこともあった」と回答。なぜ検討をやめたのかと聞かれると、「分からない」「一度考えたこともあったが、明らかに今の最優先事項ではない」と加えた。

ヘンリー王子が市民権を取得するには、いくつかの問題に直面する可能性がある。

Advertisement

そのうちの1つは過去の違法薬物の使用に関するもの。王子は回顧録「スペア」で、コカインやマジック・マッシュルームなど過去に使用した薬物について赤裸々に語っている。元連邦検察官のニーマ・ラフマニ氏はPageSixに対し、王子の「米国滞在ビザは取り消されるべきだった」と主張している。

また、米国市民権・移民局(USCIS)の規則では「外国で世襲の称号や貴族の地位を持つ申請者は、その称号や地位を放棄しなければならない」と定められている。

ヘンリー王子夫妻は先日公開したウェブサイト「Sussex.com」で、メーガン妃の紋章と「ヘンリー王子&メーガン、サセックス公爵夫妻のオフィス」と表示したことで、「王室ブランドの不適切な利用」と非難の声が上がった。

果たしてヘンリー王子は、王室の地位を捨ててまで市民権を取得するのだろうか。