マウイ島森林火災 避難所にカメラ同伴した大物セレブが拒否される

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13日、ハワイ州マウイ島の現地当局は、山火事による死者は少なくとも93人に上るとし、1959年のハワイ州成立以来、最悪の自然災害だと発表した。

そうした中、被災地を訪れた米大物タレントが、カメラクルーとともに緊急避難所にアクセスしようとしたところ、拒否されていたことがわかった。

そう報じられたのは、2021年に物議を醸したメーガン妃とヘンリー王子とのインタビューを行ったオプラ・ウィンフリー。カリフォルニア州モンテシートで夫妻のご近所さんでもあるオプラは、マウイ島に1,000エーカーの土地を所有していると伝えられている。これらの資産が被害にあったかは明らかではない。

デイリーメールによると、オプラはCBSのカメラクルーを連れて入ろうとしたが、行政当局の方針により拒否された。

マウイ郡は現在、緊急避難所を訪れる要人やセレブにカメラマンやレポーターを連れて入らせない方針をとっているという。

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この報道後、郡当局は声明で、オプラは避難所の訪問を許可されたとしつつ、「ジャーナリストやカメラクルーに屋外に留まるよう指示してくれた彼女に感謝する」と声明を発表。クルーの入場を断ったことを暗に示した。

オプラが避難所となったワイルクにある戦争記念スタジアムを訪れたのは10日。被災者に枕などの生活物資を配る様子がSNSに投稿された。

なおCBSは拒否されたものの、BBCのクルーは内部で取材を許可されており、オプラのコメントも収録していた。オプラは記者に、事前に避難所を訪れて必要なものを確認した後、枕やシャンプー、シーツなどを購入したと明かした。

オプラ以外にも、スティーブン・タイラーやクリント・イーストウッド、オーウェン・ウィルソン、アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏など数々のセレブがマウイ島に物件を所有しているという。

ベゾス氏と婚約者のローレン・サンチェス氏は11日、特別基金を設立し、復興支援に1億ドル(約145億円)を寄付すると発表した。ベゾス氏は2021年、島の南西部にあるラ・ペロウズ湾に推定価値7,800万ドル(約110億円)の購入したと報じられている