2回目当選なら3期目も、トランプ氏が意欲

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トランプ前大統領は18日、全米ライフル協会の年次会合で行った演説で、3期目を目指す可能性を示唆した。合衆国憲法修正第22条では、大統領職の3選を禁止している。

トランプ氏は、フランクリン・ルーズベルト第32代大統領に言及。「FDRは洗練された、堂々とした声を持っていた。すばらしい討論者で、非常にスマートな人物だった。FDRはほぼ16年間だ。4期だ」と述べつつ、「われわれは3期もしくは2期を検討するか?ロニー、どう思う?われわれが勝ったら3期か2期か」と、会場にいたロニー・ジャクソン下院議員に向かって語りかけた。

フランクリン・ルーズベルトは2期以上務めた唯一の大統領で、4回選出され、1932年から1945年に亡くなるまで最高司令官を務めた。その後1951年に修正第22条が批准され、任期の制限が設けられた。

ジャクソン議員はホワイトハウスでオバマ氏、トランプ氏の主治医を務めた後、2020年の選挙でテキサス州13区から出馬。トランプ氏の支持を受けて初当選を果たした。2022年の中間選挙で再選している。

トランプ氏の主治医だった当時、ホワイトハウスの会見で「信じられないほどよい遺伝子を持っている、神がそのように創造した」「もし過去20年間に健康的な食事をしていたら、200歳まで生きられるかもしれないと大統領に告げた」と述べるなどし、記者から失笑を買ったことがあった。

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トランプ氏が3期を目指す可能性を口にするのは初めてではなく、2020年大統領選のキャンペーンで「4年を勝ち取った後、さらに4年を求めるつもりだ」と支持者に語りかけるなどしている。