NYファッションウィーク トムフォードが地下鉄でショーを開催

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ニューヨークファッションウィーク4日目、トム・フォード(Tom Ford)の春夏2020コレクションのショーが10日夜、ロウアーマンハッタンのボワリー(Bowery)駅で開催された。

暗くなった会場はパープルのライトが使用され、地下鉄構内には見えないスペースに早変わり。ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)や、カイア・バーバー(Kaia Gerber)らのモデルが、プラットフォームのランウェイを歩いた。

トム・フォードは今年6月、ダイアン・フォン・ファステンバーグ(Diane Von Furstenberg)に代わり、アメリカファッション協議会(CFDA)の会長に就任した。

トム・フォードによると今回のショーは、写真家バート・グリン(Burt Glinn)が撮影したアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)とイーディ・セジウィック(Edie Sedgwick)がマンホールから出てくる有名な写真や、リュック・ベッソン(Luc Besson)監督の1985年公開フランス映画『サブウェイ』(Subway)に着想を得たという。『サブウェイ』はパリのメトロで撮影されている。

CNNによると、フロントロウには、歌手のマイリー・サイラス(Miley Cyrus)やNBA選手のラッセル・ウェストブルック(Russell Westbrook)、俳優のアンセル・エルゴート(Ansel Elgort)と恋人のヴィオレッタ・コミシャン(Violetta Komyshan)らの姿も見られた。

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米ヴォーグ編集長のアナ・ウィンター(Anna Wintour)が地下鉄にいる(レア)写真もSNSに投稿されている。

地下鉄でのショー開催を知ったニューヨーカーからは、「エアコンはちゃんと持ち込んだのかな?」「ゲストにピザラットはいた?」「ここにいる人たちは、初めて地下鉄に入った人ばかりだろう。」「地下鉄のにおいが、服から取れなくなるのでは。」など、決して良いとはいえない地下鉄のコンディションを心配する声も上がっている。