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NY市地下鉄 カッターやアイスピックで刺傷など事件相次ぐ

ニューヨーク市の地下鉄で3日から6日にかけて、刃物やアイスピックなどで刺される事件が相次いで発生した

5日午後11時20分ごろ、ブルックリンのサイプレス・ヒル(Cypress Hill)付近を走行するJトレインの車両で、男が非番のMTA職員Gerard Sykesさんを、カッターナイフで突然切りつけた。男性は左目や耳、額に重傷を負った。デイリーニュースによると、Sykesさんは失明しかけており、複数回の手術が必要になるという。

午後11時25分ごろには、ブロンクスでDトレインに乗車していた28歳の男性がアイスピックで刺された。
ハーレムの125ストリート駅で乗車し、着席したところ、隣に座っていた男が立ち上がり、同性愛者に対する差別的な言葉を使って罵り始めたという。その後男はアイスピックを取り出し、男性の腹部を刺した。男性はヤンキースタジアム駅で下車し、病院に搬送された。命に別条はないという。

午前9時ごろには、フルトンストリートとブロードストリート (Fulton St & Broad St)駅で、精神障害のある男性が1時間半にわたり運転室に閉じこもり、列車の運行を一時停止した。

午前9時20分ごろ、ブロンクスを走行するB・Dトレインのフォーダム・ロード(Fordham Road)駅で、55歳の女性が後ろから突き飛ばされる事件があった。通報すると告げると、容疑者は携帯電話を取り上げ、地面に投げつけた。

4日の午前3時半ごろ、ブルックリンのユニオン・ストリート(Union Street)駅で63歳の男性が構内に入ろうとしたところ、見知らぬ男が近づき、殴る蹴るの暴行を加えた。男は男性から30ドルの入った財布を盗み、逃げ去った。男性は病院に搬送されたが、容態は安定しているという。

6日の午前2時半には、Fトレインのブロードウェイ・ラファイエット駅(Broadway-Lafayette)で強盗事件が起きた。

警備を強化

今年2月、2人のホームレスが駅で殺害される事件が起きた。その後、地下鉄の警備を強化するため、ニューヨーク市警察は600人を増員。現在約3,000人の警察官が地下鉄のパトロールを行っている。

地下鉄の利用者数は先月8日、パンデミック以来初めて200万人を超えた。17日から地下鉄の24時間運行サービスも再開する。ニューヨークシティ・トランジットのサラ・フェインバーグ暫定プレジデントは、事件が相次いでいることから、地下鉄は安全ではないとして、さらなる警備の増加とメンタルヘルスへの対応を求めた。

ニューヨーク市警察が今週発表した犯罪統計によると、今年4月の犯罪件数は前年同月比30%増となったが、交通システムでの犯罪件数は10%減少している。

デブラシオ市長の副報道官は、PIX11に対し、MTAは「積極的に嘘を語っている」と反論。「人々が地下鉄を利用しないよう推奨するために、嘘をつくのは言語道断だ。MTAと知事は、公然にニューヨーク市の景気回復を妨げるのを止める時だ」と非難した。

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