NYタイムズスクエアで銃声?オートバイの音でパニックに

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夏の観光客で賑わうニューヨークのタイムズスクエアで6日夜、オートバイの音を銃声と聞き間違え、人々がパニックになる出来事があった。

ニューヨーク市警察(NYPD)によると、午後9時30分ごろ、8アベニューとウエスト42ストリート付近で大きな音が鳴り響いた。原因は、オートバイから出るバックファイヤーの音だと判明した。

警察の発表によると、騒動のなかで約20人が怪我を負った。少なくとも6人が病院へと搬送されたが、いずれも軽傷だったという。

タイムズスクエアをビルの上から捉えたアースカム(Earth Cam)では、北に向かって一斉に走りだす人々が写っている。

ビルの10階から撮影された映像。

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チーズケーキで有名なジュニアズの監視カメラには、一斉に店内奥に逃げる客の姿が映っている。

NYPDは午後10時過ぎ、銃声ではないとして「タイムズスクエアで、銃撃を行っている人物はいません。走行するバイクのバックファイヤーが銃声のように聞こえた。どうかパニックにならないで。タイムズスクエアは非常に安全です!」ツイッターで呼びかけた。

米国では週末、テキサス州エルパソとオハイオ州デイトンで立て続けに2件の銃乱射事件が発生し、30人以上が死亡した。これらの事件を受け、NYPDテロ対策本部は市内の警備を強化していると発表していた。