死体安置所職員 「恐ろしい」画像でフォロワー稼ぎ、病院が提訴

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ニューヨーク最大の医療組織、ノースウェル・ヘルスは、死体安置所で撮った写真や動画を、フォロワーを集めるためにSNSに投稿し続けたとして、元従業員に損害賠償を求める訴えを起こした。

NBCニューヨークが訴状をもとに伝えたところによると、被告のクアンタイズ・シャープトン氏は、インスタグラムの2万人近くのフォロワーに向けて、切断された遺体の一部や内臓、後期流産した胎児などの写真や動画を投稿していた。SNSでは自分を「#autopsybae」などと称していた。autopsyは解剖、baeは、「ベイビー」や「何よりも大切なもの」といった意味合いがある。

ノースウェルは「明らかにソーシャルメディアでの存在感を高めるために、シャープトン氏は働いていたノースウェルのロングアイランド・ジューイッシュ・メディカル・センターの死体安置所から恐ろしい写真や動画を投稿しはじめた」と非難している。

シャープトン氏は12月に採用され、1月から勤務を開始したが、オンラインの活動が発覚したことを受け、3月中旬に解雇された。ノースウェルは、解雇後も投稿を続けたとしており、訴訟では、画像の削除および同社の評判を傷つけたとして賠償金を求めている。

なお本人のアカウントは現在も有効だが、問題とみられる投稿はすでに削除されている。インスタ以外にも、フォロワー数が1,000人ほどのTikTok、500人ほどのYouTubeアカウントを運営している。

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