米強襲揚陸艦「キアサージ」謎の光球に追跡される

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昨年10月、米海軍の軍艦が謎の発光体から追跡される事件があったという。

ドキュメンタリー作家のデイブ・ビーティ氏が英紙サンに明らかにしたもので、同氏は、強襲揚陸艦キアサージが東海岸沖で演習中に、複数日間にわたって謎の「光の球」に遭遇したとしている。なおビーティ氏は2019年、海軍戦闘機のパイロットが2004年に目撃したUAP(未確認空中現象)を扱ったドキュメンタリー「空母ニミッツの遭遇」を発表している。

ビーティ氏は今回の事例について、マークという名の海軍の退役軍人から証言を得たとしている。

なぞの発光体は自動車ほどの大きさで、2体が夜間、船体後方から800メートル離れて、60メートルほどの高さを飛行した。最初に甲板の監視員が目視で確認したが、熱感知はされなかったという。

士官らは当初、対ドローン兵器の訓練の一環で、サプライズで登場したものかと思ったが、攻撃をしても破壊することができなかったほか、司令部からは「われわれのものではない」と伝えられた。謎の物体はこの間、急降下して船を追尾していたという。

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なおサンは、キアサージには対ドローン兵器として、「”ゴーストバスターズ”スタイルのバックパック」や乗り物に積載したシステムを備えていると伝えている。

軍人らの間では長年、謎の飛行物体が多数目撃されており、国家情報長官室が昨年議会に提出した「UAP報告書」によると、2004年から2021年にかけて目撃事例が144件確認されている。