5日、テキサス州オースティンに接する貯水湖「トラビズ湖」で開催されたトランプ支持者らによるボート集会で、複数のボートが転覆、少なくとも4艘が沈没する事故が発生した。
午前11時30分からスタートした「トランプ・ボート・パレード」集会には、トランプ2020の旗を掲げたボート数百艘が参加した。あたりの風速は時速10マイルで通常では事故が起きるような天候ではなかったという。しかし混雑した湖の一部で激しい波が起こり、小型のボートが転覆した。事故による負傷者はいなかった。
▼混雑した湖の様子。
民主党支持者ら歓喜
ツイッターでは、トランプ大統領のメタファーなどと揶揄する声が上がった。さらに戦争映画「ダンケルク」をもじったハッシュタグ「#Dumbkirk」がトレンドになった。
「悲惨なボート集会は、現在の彼のキャンペーンの状況の鏡だ」
「悲惨に失敗した大統領の完全なメタファーだ」
WWIの戦没者に対する侮辱発言に関する報道にかけた投稿も。「転覆しない船乗りが好きだ。負け犬と間抜けめ!」
「トランプボートパレードで少なくとも4台のボートが#Dumbkirkで遭難した。だれが”間抜け”で”負け犬”か教えてくれない?」
タイタニックのサントラ付きのミーム
ブルーウェイブのカルマだ
投票詐欺や投票妨害にかけて「BoaterFraud」、Boatersupression」をつけた投稿も数多くシェアされた。
MAGAフラッグをたてすぎた?
沈没した船のオーナーの1人は、SNSに動画を投稿。安否を気遣う声が寄せられたことに対し、自分は無事だと感謝を述べた。「何が起きたのかは分からない」と述べつつも「風の中で多くのMAGAフラッグを立てすぎた。– 船はいってしまった。私はあのボートが大好きだった。自分の分身だ。旗を下げておくべきだった。–救助が来たが、私は放っておいてくれと何度も頼んだ。船と一緒に沈みたかった。」と時に涙を浮かべながら語っている。