【衝撃事故】NY地下鉄 高架下を走行する自動車を角材が直撃

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ニューヨーク市クイーンズ区のウッドサイド駅近くで、高架線の線路から落下した角材が、自動車に突き刺さる衝撃的な事故が発生した。これを受け、ニューヨークシティー・トランジット・オーソリティーのアンディ・バイフォード(Andy Byford)代表は22日、すべての線路を点検することを発表した。

ニューヨーク市消防局によると、事故が発生したのは21日の午後12:29分頃。場所は7番線が走るルーズベルトアヴェニューと65thストリートの交差地点近く。走行中のSUVのフロントガラスを、線路から落下した木材が直撃した。奇跡的にドライバーは無傷だった。

↓ニューヨークのジミー・ヴァン・ブラマー市議会議員によるツイート。角材はフロントガラスを突き抜け、運転席のすぐ隣を直撃した。

ブラマー議員は「恐ろしい。幸運にも運転手に怪我はなかったが、人が殺される可能性があったのだ。このような危険なことがいかにして起きたのか、直ちに調査が必要だ」と、MTAに調査を呼びかけた。

SUVを運転していたのは、ウーバー運転手のMahboob Lodhiさん。ABCによると、Lohdiさんはちょうどシフトが終わりだったため、乗客はいなかった。インタビューに対し、ショックで数分間動くことができなかったと回答した。またガラスの破片を浴び、角材の一部が腕に当たったと答えたという。

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目撃者の話では、事故直後後、Lohdiさんは震えていた。「大丈夫ですか?」と声をかけると「大丈夫」と答えたという。

MTAによると、木材は、線路の下に設置された作業員用または補助用のプラットフォームの一部だったことが判明。事故後に解体し取り除かれた。角材は数年間放置されていたという。

さらにMTAは声明で、全体調査を開始したことを発表。7番線にある似通ったプラットフォームを点検し、その後、すべての高架線路の点検を行うという。