ヒョードル

「氷の皇帝」の異名をとるロシアの総合格闘家、エメリヤーエンコ・ヒョードル選手(46)は、若者らが徴兵を逃れていると報じられていることに、ショックを受けているという。

ヒョードル選手はロシアのChampionatの取材に、「軍の登録所や入隊事務所で起きていることや、人々が招集を逃れているというニュースを読んで、個人的には大きな発見で、ちょっぴりショックだ」と語った。

ウクライナ東部でロシア軍の劣勢が伝えられるなか、プーチン大統領は9月21日のテレビ演説で、予備役を部分的に動員する大統領令に署名したことを明らかにした。同日、ショイグ国防省は30万人を徴兵する計画を示した。

タス通信によると、ショイグ氏は4日までに20万人が招集されたと明らかにした。

現在、大勢のロシア国民が近隣諸国に脱出する様子が伝えられている。フォーチュンによると、部分動員の発表から現在まで、カザフスタンに渡ったロシア人は20万人を超えた。ジョージアには9月30日までに6万9,000人、今週居住に関する規則を緩和したというモンゴルでは、10月2日までに1万2,000人以上のロシア人が入国した。EUでは、19日から25日の1週間で、前週比30%を上回る約6万6,000人が入境したと伝えられている。

ヒョードル氏自身は、リングスにデビューを果たす以前の1995年から2年間軍務に就き、消防士やニジニ・ノヴゴロドの戦車師団に所属したという。

インタビューでは、自身のチームの選手らは招集されていないと明かす一方で、「私たちは今日を生きている。みんなが準備している」と覚悟を語った。

引退を表明しているヒョードル氏は、2019年にKO負けした現ベラトール世界ヘビー級王者のライアン・ベイダー選手とのリベンジマッチを望んでいると伝えられている。

総合格闘技団体ベラトールのスコット・コッカー代表は3日、米メディアの取材に、今年7月に、モスクワ「赤の広場」で引退試合を組む計画があったが、ウクライナ侵攻により断念したと話した上で、「リベンジファイトをやりたがっていて、タイトル戦を望んでいる。詳しいことは話していないが、それがここ最近、私にテキストで要求してきたことだ。どうなるか楽しみだ」と語った。