スモーガスバーグよりスタートしたNY生まれのBBQレストラン
現在ニューヨークに6店舗を構える、バーベキュー専門カジュアルレストラン「Mighty Quinn’s Barbeque(マイティ・クインズ・バーベキュー)」。2012年夏、旬のフードベンダーが集う「スモーガスバーグ(Smorgasburg)」に初出店し、長蛇の列ができるほどの大人気店に。その年の12月には、イースト・ヴィレッジに第一号店をオープンした。当時は、ブルックリンのウィリアムズバーグにBBQレストラン「Brisket Town(ブリスケット・タウン)」も開店しており、ニューヨークにBBQ旋風を巻き起こした。
オーナーの1人、バーベキューの専門家、ピットマスターのヒュー・マンガン(Hugh Mangum)氏は、テキサス出身の父親から肉の焼き方を教わり、ミシュランスター・シェフのジャン-ジョルジュ・ヴォンゲリスティン氏の元で働いた経験を持つ。じっくりと調理された肉は、ほろほろとした柔らかさで、香ばしく、ジューシーな味わいとなっている。
牛肩肉を柔らかくしたブリスケット(Brisket)や、ブリスケットの端を切り落として焼いたバーンエント(Burnt Ends)、豚のプルドポーク(Pulled Pork)などが人気が高い。
They make a pretty tray of BBQ @MightyQuinnsBBQ and the pickles are excellent. Good brisket, and the giant beef ribs are just $28. pic.twitter.com/JQpE6rAlsT
— Daniel Vaughn (@BBQsnob) 2017年4月19日
オリジナルのバーベキューソースは、ビネガーとマスタードを効かせた甘めで濃厚な味。地元テキサスと、ノースキャロライナの製法をミックスさせた「Texalina(テキサスリア)」スタイルだそうで、冷えたビールとの相性もぴったりだ。
サイドメニューのベイクドビーンズや、マックンチーズ、オニオンリングも人気のメニュー。オーダーの際は、箸休めのピクルスもつけてもらおう。
カウンターでオーダーする形式のカジュアルな店ながら、その本格的な味は、ニューヨークタイムズの批評家が太鼓判を押すほど。また、一般人投票によるレストランの格付けガイドZAGAT(ザガット)では、2017年のベスト・ファースト・カジュアルチェーン店に選ばれた。
1人前の分量が、9ドル前後という価格設定も、外食コストの高いニューヨークでは喜ばれる要因だ。
公式サイトによると、台湾やフィリピンなどへの海外展開も行っている。
Mighty Quinn’s Barbeque
マンハッタン
・イーストヴィレッジ店
103 2nd Avenue,New York, NY 10003
・ウエストヴィレッジ店
75 Greenwich Avenue,New York, NY 10014
・アッパーイーストサイド店
1492 2nd Avenue,New York, NY 10075
・バッテリーパークシティ店
225 Liberty Street(2nd Floor),New York, NY 10281
ブルックリン
・クラウンハイツ
899 Bergen Street(at Franklin Avenue)
週末はスモーガスバーグに出店中
営業時間等は公式サイトを参照ください。
公式サイト:mightyquinnsbbq.com