トランプ元弁護士マイケル・コーエンが判決後初のインタビュー「私一人が責任を取るべきではない」

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 違法な献金や脱税、議会への偽証などの罪で3年の実刑判決を受けたトランプ大統領の元個人弁護士、マイケル・コーエン氏がABCの独占インタビューに応じた。

インタビューでコーエン氏は、大統領に伝えたいことを聞かれ、ツイッターから離れて、国民が期待するように政府を運営してほしいと語り、国を分断させるのではなく、民主党と共和党を一つにし、国を一つにしてほしい、と語った。

ポルノ女優のストーミー・ダニエルズ氏と元プレイボーイモデルのカレン・マクドゥーガル氏に対する支払いについては、「彼が私に指示をした」と改めて述べ、マクドゥーガル氏に関してはトランプ氏とデビッド・ペッカー氏およびその弁護士の間の出来事であり、自分は書類をレビューしただけだ、と語った。
また「私は全く忠誠に値しない人物に、忠誠を捧げた。」と後悔を述べた。

インタビューの前、トランプ大統領は、口止め料支払いについて、ツイートを連投。「マイケル・コーエンに法を犯すよう指示したことは一度もない…法律家は過ちに対して、大きな責任を負っている」とコーエン氏の責任であると述べる一方、「これは選挙資金ではない」「犯罪ではない」と支払いそのものの違法性を否定。コーエン氏が有罪を認めた理由について「大統領を貶め、禁錮期間を減らすため」であったとし、さらに「家族を一時的に責任から逃れさせるため」と語った。一部メディアは、コーエン氏の妻の活動について、犯罪の可能性を示す証拠を検察がもっていると、報じている。

コーエン氏は、トランプ大統領一連のツイートに対し、「私は大統領を貶めようなどとしていない。彼は真実を知っている。…..自分の行いの責任を取らずに、私の家族を攻撃している。」と非難。「私一人が、彼の行いの責任をとるべきではない」と、語った。

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