メーガン妃、投資家デビュー。女性の起業家支援

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メーガン妃が、カリフォルニア州サンタバーバラに拠点を置くスタートアップ企業に投資したことが分かった。14日、フォーチュン誌が報じた

メーガン妃が投資したのは、インスタント・オーツミルク・ラテを販売する「クレバー・ブレンズ」(Clevr Blends)。女性の共同創業者ハンナ・メンドーザ(Hannah Mendoza)がCEOを務める。

メーガン妃は声明で「事業だけでなく、コミュニティーの形成を重要視している熱意ある女性の起業家を支援するために投資した」と述べた。「エシカルな原材料を使用し、私が個人的に気に入っており、健康へのホリスティックなアプローチを行う製品づくりに取り組むハンナのコミットメントに投資できることを誇りに思う」と語っている。

フォーチュンによると、ベンチャーキャピタルが昨年、女性が創業した企業に投資した金額は全体のわずか2.9%だったという。

メーガン妃は以前よりウェルネスへの関心が高く、今回の投資は、同社の製品を気に入ったメーガン妃から、会社側に持ち掛けたという。投資額は明かされていない。

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クレバー・ブレンズは2017年、サンタバーバラでポップアップ店として事業を開始した。本社はヘンリー王子とメーガン妃が暮らす高級住宅地、モンテシートにある。現在インスタントラテ4種類(各28ドル)やマグなどの関連商品を販売し、収益の1%を食料支援などを行う地元の非営利団体に寄付している。従業員は6人で、自己資金で経営してきたが、今後事業を拡大する予定だという。

メンドーザ氏は声明で「起業家には資金が必要だが、企業が構築しようとしていることに深い関心を持ったアドバイザーも必要だ」と述べた上で、メーガン妃はその両方を担ってくれると感謝を示した。「私たちの事業に対する彼女の情熱は明白だ。これ以上協調できるパートナーシップは想像することができない」と語った。

オプラ・ウィンフリーもPR?

デイリーメールは、メーガン氏が同社への投資を公表する直前、オプラ・ウィンフリーがクレバー・ブレンズの製品をインスタグラムで紹介していたと報じた

1900万人以上のフォロワーを持つウィンフリー氏は「近所の”M”さんが、クリスマスアイテムを届けてくれた。朝晩の飲み物の新たな選択肢が加わった。もっと早く受け取っていたら、”マイ・フェイバレット・シングス”のリストに加えたのに」と商品を紹介した。デイリーメールによると、メーガン妃の投資を事前に知っていたか、また投稿が広告かどうかは不明だという。

メーガン妃が個人的な投資を公にするのは、今回が初めてとなる。英王室メンバーは職業による収入を得ることが禁じられているが、ヘンリー王子夫妻は1月、英王室のシニアメンバーの地位を退き「経済的に自立する」と発表した。現在、税金で賄われる王室助成金は受け取っていない。

ヘンリー王子とメーガン妃は動画配信大手ネットフリックスと複数年の契約を交わしており、一部では、契約金は1億1,500万ポンド(約158億円)とも報じられた。
また、ヘンリー王子は今年2月、米JPモルガン主催のイベントで講演した際、100万ドル(約1.05億円)の報酬を受け取ったという。