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米アカデミー賞俳優 子供のワクチン義務化に反対

9日、ニューヨークタイムズが主催した「DealBook Online Summit」に出演したアカデミー賞受賞俳優のマシュー・マコノヒー(52)は、子供のワクチン接種の義務化に否定的な考えを示した。

米疾病対策センター(CDC)は2日、5歳から11歳の子供に、ファイザー製のワクチン接種を推奨することを発表。5日から接種が可能となった。

マコノヒーは、子供のワクチン接種について聞かれると、「(政府は)子供にワクチンを接種してもよいと言っているにすぎない」と慎重に話し始め、「まだ小さい子供には強制できない」と語った。理由について「もっと情報が欲しい」と話した。

マコノヒーは、来年のテキサス州知事選について、出馬の検討をほのめかしており、発言が注目されている。これまで、自身を「積極的な中道」と称し、両党に批判的な姿勢を示している。2012年以降、テキサス州の予備選に投票した記録がなく、出馬となった場合、どちらの政党から出るのか、様々な憶測が流れている。

自身と妻カミラ・アルヴェスさんは、ワクチンを接種したことを明らかにする一方で、90歳の母親を守るためだったと、自らの意思によるものであることを強調した。3人の子供のうち、13歳の長男はワクチンを受けたが、接種が可能になったばかりの11歳と8歳については、受けさせていない。

このほか、詐欺や陰謀論の類は「絶対に信じない」と述べ、「ワクチンの陰謀論はありえない」と語った。

NPRによると、政府は、10日までに、5歳から11歳の子供の3%に相当する90万人が一回目の接種を終える見通しを示している。接種のペースがどこまで続くか不透明でありつつも、ホワイトハウスは、これを良い兆候と捉えているという。

インタビューでは、5月にテキサス州で成立した妊娠6周目以降の中絶を禁止する州法にも言及。「行き過ぎのように思う」と否定的な考えを示した。

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