中国の偵察気球「直ちに撃ち落とせ」トランプ派議員 バイデン氏に呼びかけ

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米国の領空を中国の偵察気球が飛行しているとされる問題で、熱烈なトランプ支持者として知られるマージョリー・テイラー・グリーン下院議員(ジョージア州 共和党)は、直ちに撃墜するよう呼びかけた。

国防総省は2日、高高度監視気球が米国上空で検知されたと発表した。高度は民間機の空域よりも高く地上の住民に軍事的・物理的脅威はないとし、現在、北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)を含む政府機関が追跡、監視にあたっているとした。

公式には発表されなかったものの、米メディアは当局者らの話として、気球は中国によるものであり、過去数日間飛行を続けていると報じている。1日にオースティン国防長官が、ミリー統合参謀本部議長、北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)のヴァンヘルク司令官と対応を協議し、「運動性の兵器」による破壊は、破片が飛散するなどして地上に危険を及ぼす可能性があると判断。同日バイデン大統領は状況の説明を受け、この際、撃墜しないことを強く勧められたと伝えられている。

グリーン議員は2日、ツイッターで「バイデン氏は直ちに中国のスパイ気球を撃ち落とすべきだ」と主張。続けて「トランプ大統領ならば、こんなことを決して許さなかっただろう。トランプ大統領は、アメリカに起きている多くのことを消して容認しなかった」と加えた。

気球はモンタナ州ビリングスで確認されたと伝えられている。目的は明らかではないが、数百キロ先にあるマルムストロム空軍基地には大陸間弾道ミサイルが配備されている。インサイダーは、気球は高解像度の画像を収集する能力を備え、ラジオや携帯電話のトラフィックを傍受する可能性もあると報じている。

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名前の挙がったトランプ氏も、自身のTruth Socialのアカウントで「気球を撃ち落とせ」と投稿。グリーン議員に賛同を示した。

トランプ氏はこのほかにも、ピザゲートを広めたことで知られるジャック・ポソビエック氏による陰謀めいた投稿をシェアするなどしている。

ポソビエック氏は、その投稿の中で「中国共産党は、われわれの核ミサイルのサイロにスパイ気球を送ることができ、われわれは何もしない。われわれは所有されているからだ」と、根拠を示さずに主張している。