米大統領選 ニューヨーカーの過半数、トランプ氏の再選を予想 世論調査

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シエナ大学(Siena College)の最新の世論調査によると、2020年大統領選でトランプ氏が再選すると答えたニューヨーカーは62%で、そう思わないの29%を大幅に上回った。民主党支持者は約半数の48%、共和党支持者は81%、無党派層は73%がトランプ氏の再選を予想。民主党支持者でトランプ氏が再選しないと回答したのは41%だった。

調査は、2月16日から20日かけて658人のニューヨーク州の有権者を対象に実施。4月28日に行われるニューヨーク州予備選については、民主党員のみを対象とした。

NY州はサンダース氏が支持率リード

民主党員に対する調査では、25%がサンダース氏を支持し、21%がブルームバーグ氏を支持すると回答。バイデン前副大統領が13%、エリザベス・ウォーレン上院議員が11%、ピート・ブッティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長とエイミー・クロブシャー上院議員はそれぞれ9%の支持率だった。

シエナ大学広報担当のスティーブ・グリーンバーグ(Steve Greenberg)氏は、サンダース氏は若者の支持が厚く、ブルームバーグ氏は年配に強い。男性はサンダース氏を支持する一方、女性はブルームバーグ氏寄りだと語っている。
同氏によると、ニューヨーク市の有権者のみに限定すると、2002年から2014年までニューヨーク市長を努めたブルームバーグ氏が、サンダースの支持率を上回るという。

民主党有権者の33%が、ブルームバーグ氏がトランプ氏に勝ち、大統領になる可能性が最も高いと答えた。次いで22%がサンダース氏、16%がバイデン氏だった。

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ウォールストリートジャーナルによると、Nick Langworthy共和党ニューヨーク州委員長は24日、サンダース氏が民主党の大統領候補者となった場合、下院や州議会の共和党候補者に有利に働くと語っている。

なおシエナ大学の調査では、今年1月に施行された新保釈制度に関して、33%が良いと答えたのに対し、59%の有権者が悪いと回答した。前月の調査では49%が悪いと回答しており、10ポイント上昇した。