今月1日に行った国民向け演説で、バイデン大統領は、トランプ氏を支持する「MAGA共和党員」を民主主義の脅威と厳しく糾弾したが、新たに実施された世論調査では、より多くの有権者が、MAGAよりも「社会主義左派」に対する懸念を抱いていることが示された。

調査はハーバード大学米国政治研究センターとハリス・ポールが9月7日-8日にオンラインで実施。1,885人の登録有権者から回答を得た。結果は、年齢や地域、人種、結婚歴、家族規模、所得、就労、教育、政党、政治イデオロギーといった属性をもとに、実際の人口の構成費に合わせてウェイトバック集計したとしている。

「米国の社会主義左派および彼らが得ている権力をより懸念しているか、または、MAGA共和党員と彼らが得ている権力を恐れているか」との質問で、社会主義左派への懸念が55%と半数を超えた。MAGA共和党員への恐怖は45%だった。さらに、54%がMAGA共和党員の危険が甚だしく誇張されていると回答した。

バイデン大統領は1日のプライムタイムに、フィラデルフィアにある「独立記念館」前で、「国家の魂をかけた戦い」と題した演説を行った。この中で、「ドナルド・トランプとMAGA共和党員は、国家の基盤そのものを脅かす過激主義を代表している」と主張。「今日の共和党は、ドナルド・トランプとMAGA共和党員に支配され、動かされ、脅されている」とした上で、「MAGA共和党員によって民主主義が破壊されないよう、われわれは米国の民主主義を救うため、より強く、決意を固くし、力を尽くさなければならない」と呼びかけた。

放送後、共和党を中心に、演説は分断を助長するとして非難の声があがった。今回の調査では、56%の有権者がバイデン氏の演説に反対を示した。60%が分断的だと考えており、40%が国家を束ねて前進させる演説だったとの考えを示した。

また54%が演説は恐怖をあおるものだと答え、46%が、バイデン氏が示した恐怖は正当化されるべきだと答えた。