キム・カーダシアン「キモノ」騒動に言及。名称は変更しない

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リアリティーTVのスター、キム・カーダシアン・ウエスト(Kim Kardashian West)は27日、新たな矯正下着ブランド「Kimono」の名称に対する非難の声が高まっていることに関し、ニューヨークタイムズに声明を寄せた。

騒動について言及するのは今回が初めて。

カーダシアンは「類似した、または伝統的な衣装を侮辱するような方法で、服をデザインまたは販売する計画はない。」とブランドの方針を述べつつ、名称を変更する計画がないことを明らかにした。

また「私のソリューション・ウェアブランドは、包括性と多様性を中核にして成り立っている。今後の展開について大変誇りに思っている。」と成功への期待を語った。

カーダシアンは「KIMONO」や「KIMONO WORLD」、「KIMONO BODY」などラインナップの名称を含む、8件の商標申請を提出しているという。対象となるカテゴリーは、衣類やレザー小物、広告、ビジネス、小売サービスなどが含まれる。中には夫でラッパーのカニエ・ウエストがデザインしたとkimonoのロゴも含まれている。

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商標についてカーダシアンは、「出所表示」であり、補正下着に言葉(Kimono)を使用できるようにするためのものと語り、他の人々が、着物を製造したり伝統衣装に「着物」という用語を使用したりすることを排除および制限するものではない、と述べた。商品は7月に販売を開始する予定だという。

また声明では「日本文化における着物の重要性を理解しており、深い尊敬の念を抱いている。」と表明している。

新ブランド「Kimono」

カーダシアンは、「Kimono」ブランドを25日にソーシャルネットワークで発表した。発表直後から日本人を中心に、日本文化を軽視した名前であり、不適切だと多くの批判を浴びている。ソーシャルメディアには、「CHANGE THE NAME」のメッセージや、「本来の着物」の画像が多数アップロードされ、#KimOhNoのハッシュタグはツイッターのトレンドワードとなった。

ブランドへの抗議の声を集める著名活動も始まっている。Change.orgでは、Sono Fukunishiさんが「我々の誇る文化である着物へのリスペクトに欠けるネーミング」と反対を表明し、賛同者に署名を呼びかけている。現在1万7,000人以上の署名が集まっている。

カーダシアンは、これまでにも、コーンローの編み込みや、インディアンのヘッドペンダントの着用、顔をやや黒めにしたブラックフェイスの表紙などが文化の盗用だとして批判されている。