ニューヨーク市のブルックリンミュージアムで26日、アーティストKAWS(カウズ)こと、ブライアン・ドネリー(Brian Donnelly)氏(46)の大規模な展示会「KAWS: WHAT PARTY」がスタートした。

活動初期の1990年代に製作したグラフィティのドローイングから、絵画、フィギュア、ブロンズ像、彫刻、家具など167作品を展示し、25年のキャリアを振り返る。

KAWS: WHAT PARTY カウズ
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ニュージャージー州生まれのドネリー氏は90年代、壁や電車、広告などにKAWSのタグ付けをスタート。ニューヨークタイムズによると、KAWSという名前に特に深い意味はなく、文字が一緒になっている様子が気に入っているからだという。

▼米国で初めて公開される初期のグラフィティ作品

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© KAWS. (Photo: Farzad Owrang)

▼ニューヨークの電話ボックスやバス停に掲載された広告や、キースヘリングの写真にキャラクターを描いた初期の作品

KAWS: WHAT PARTY
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© KAWS. (Photo: Farzad Owrang)

1997年に初めて東京を訪れたドネリー氏は「オタク」のサブカルチャーや日本の漫画、アニメの影響を強く受けた。日本で、カトゥーンを通じ、言語の障壁を越えたコミュニケーションができることに気づいたという。これまで、YoppiやNigoのベイシング・エイプ、ジェイ・Z、ファレル・ウィリアムスなどとコラボレーションしている。

▼シンプソンズをモチーフにした「キンプソンズ」(KIMPSONS)

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ミッキーマウスに着想を得たキャラクター「コンパニオン」(COMPANION)シリーズや、ミシュランマンの「チャム」(CHUM)、ブラジルのデザイン会社Campana Brothersと製作したぬいぐるみのの椅子なども展示。

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▼「Tide」(2000)や、顔を手で覆った彫刻「Separated」(2021)、ビビッドなカラーの「Urge」シリーズ(2000)など社会を反映した新作。ブルックリンミュージアムのディレクターAnne Pasternak氏は「わわれの時代の孤立や恐れ、悲しみを物語る作品」と語っている。

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TIDE, 2020 © KAWS. (Photo: Farzad Owrang)

▼宇宙や香港など世界中で展示されたコンパニオンを映像と共に鑑賞することができる。

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ブルックリンミュージアムでの展示は9月5日まで。今年8月には、ロックフェラーセンターで新作が展示される予定。