プロボクサーのお騒がせ系ユーチューバー、バイデン大統領をバッサリ

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ユーチューバーからプロボクサーに転身したお騒がせインフルエンサー、ジェイク・ポール(Jake Paul)(25)が、バイデン大統領の政策を非難。バイデン氏に投票する国民は、「アメリカの問題だ」と言い放った。

ジェイクは11日、自身のツイッターを更新し、”バイデンの功績”として、「1.最高値のガソリン価格、2.最悪のインフレ、3.暗号通貨の急落、4.最高値の家賃、5.不可解な言語を作り出した」と列挙。「これを見てバイデンに投票したことを後悔しないのなら、あなたこそがアメリカの問題だ」とバイデン支持者を非難した。

急激な物価上昇にさらされているアメリカ国民。先週発表された5月のインフレ率(消費者物価指数)は前年同月比で、8.6%上昇。40年ぶりの大幅な上昇率を記録した。ガソリンは11日に初めて、全米平均価格で1ガロンあたり5ドルを超えた。

「暗号通貨は関係ない」と反発

ジェイクの投稿に対し、バイデン派からは多くの反発が寄せられている。リベラル派のスポーツニュースキャスター、キース・オルバーマン氏は「暗号通貨?それはたいした功績だな。君は見た目以上にバカだ」と揶揄。ワシントンポストのコラムニスト、テイラー・ローレンツ氏は「3番目にくる批判が、暗号通貨の下落とは」と皮肉った。

アリゾナ州議会議員選に出馬を表明しているライアン・シェッド氏(民主党)は、ツイッターに「なぜ彼がバカのかを証明した。裕福な白人の男の子に教育させてほしい」と投稿した上で、ガソリン価格とインフレ率の上昇は、全世界で起きていると指摘。さらに暗号通貨はバイデンの管理下にないとして、イーロン・マスクにいくつかツイートしてもらって、市場操作を頼むようすすめたほか、”不可解な言語”については、バイデンには吃音症があると反論した。

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若者の支持率低下

インフルエンサーでプロボクサーのジェイク・ポール(25)

ジェイクのユーチューブのフォロワーは、2,000万人以上で、若者に大きな影響力を持つ。プロボクサーとしても活躍中で、昨年、元UFC世界ウェルター級チャンピオンのタイロン・ウッドリーにKO勝ちした。兄のローガン・ポール(27)も、同じくお騒がせ系ユーチューバーとして有名。2018年には、富士の樹海を探索する動画を投稿し、世界中から非難が殺到した。ジェイクとローガンは、ともにトランプ支持者で、2020年の選挙では共和党に投票している。

バイデン大統領の支持率は、過去最低を更新しており、モーニングコンサルタント/ポリティコの世論調査では40%を記録。同時期のトランプ氏の水準を下回る結果となった。特に若者からの支持率が低迷しており、クイニピアック大学の世論調査では、18~24歳の支持率は22%だった。