ユーチューバーからプロボクサーに転身したお騒がせインフルエンサー、ジェイク・ポール(Jake Paul)(25)が、バイデン大統領の政策を非難。バイデン氏に投票する国民は、「アメリカの問題だ」と言い放った。
ジェイクは11日、自身のツイッターを更新し、”バイデンの功績”として、「1.最高値のガソリン価格、2.最悪のインフレ、3.暗号通貨の急落、4.最高値の家賃、5.不可解な言語を作り出した」と列挙。「これを見てバイデンに投票したことを後悔しないのなら、あなたこそがアメリカの問題だ」とバイデン支持者を非難した。
Biden accomplishments
— Jake Paul (@jakepaul) June 12, 2022
1. Highest gas prices
2. Worst inflation
3. Plummeting crypto prices
4. Highest rent prices ever
5. Created new incomprehensible language
If you’re reading this and voted for Biden and you still don’t regret it then you are the American problem.
急激な物価上昇にさらされているアメリカ国民。先週発表された5月のインフレ率(消費者物価指数)は前年同月比で、8.6%上昇。40年ぶりの大幅な上昇率を記録した。ガソリンは11日に初めて、全米平均価格で1ガロンあたり5ドルを超えた。
「暗号通貨は関係ない」と反発
ジェイクの投稿に対し、バイデン派からは多くの反発が寄せられている。リベラル派のスポーツニュースキャスター、キース・オルバーマン氏は「暗号通貨?それはたいした功績だな。君は見た目以上にバカだ」と揶揄。ワシントンポストのコラムニスト、テイラー・ローレンツ氏は「3番目にくる批判が、暗号通貨の下落とは」と皮肉った。
アリゾナ州議会議員選に出馬を表明しているライアン・シェッド氏(民主党)は、ツイッターに「なぜ彼がバカのかを証明した。裕福な白人の男の子に教育させてほしい」と投稿した上で、ガソリン価格とインフレ率の上昇は、全世界で起きていると指摘。さらに暗号通貨はバイデンの管理下にないとして、イーロン・マスクにいくつかツイートしてもらって、市場操作を頼むようすすめたほか、”不可解な言語”については、バイデンには吃音症があると反論した。
若者の支持率低下
ジェイクのユーチューブのフォロワーは、2,000万人以上で、若者に大きな影響力を持つ。プロボクサーとしても活躍中で、昨年、元UFC世界ウェルター級チャンピオンのタイロン・ウッドリーにKO勝ちした。兄のローガン・ポール(27)も、同じくお騒がせ系ユーチューバーとして有名。2018年には、富士の樹海を探索する動画を投稿し、世界中から非難が殺到した。ジェイクとローガンは、ともにトランプ支持者で、2020年の選挙では共和党に投票している。
バイデン大統領の支持率は、過去最低を更新しており、モーニングコンサルタント/ポリティコの世論調査では40%を記録。同時期のトランプ氏の水準を下回る結果となった。特に若者からの支持率が低迷しており、クイニピアック大学の世論調査では、18~24歳の支持率は22%だった。