米タイム誌は15日、2021年「最も影響力のある100人」の”アイコン”にヘンリー王子とメーガン妃を選出したことを明らかにするとともに、2人を起用した9月17日発売のスペシャルエディションのカバーを発表した。2人が、TIME100の表紙を飾るのは今回が初めて。
選考では、長男の名を冠した慈善団体「アーチウェル基金」を通じた被災地への食糧援助や、メディア製作によってマイノリティの女性や子供たちを支援する取り組みが評価された。
夫妻は昨年12月、セレブシェフのホセ・アンドレス(Jose Andres)氏が設立した支援団体「ワールド・セントラル・キッチン」と提携。ドミニカ共和国やプエルトリコなどに食糧支援センターを開設するための資金援助を行うとしている。
アンドレス氏は、タイム誌への寄稿で「2人は彼らが知らない人々にも思いやりを持ち、ただ意見を述べるだけでなく、戦いに挑んでいる」と取り組みを称えた。
“In a world where everyone has an opinion about people they don’t know, the duke and duchess have compassion for the people they don’t know. They don’t just opine. They run toward the struggle,” writes @chefjoseandres #TIME100 https://t.co/2Cg39BKj1B pic.twitter.com/FhFmAW9UH1
— TIME (@TIME) September 15, 2021
これに対しネットでは、「実にパワフルな2人」と祝福する声や「彼らはグローバルなプラットフォームを通じて、世界を良くすることに貢献した。チャリティを通じて多くの人々をエンパワーメントしている」と活動を讃えるコメントが多数寄せられた。
この一方で、一部のユーザーからは「自分が良く知っている人々に、思いやりを示せばいいのに」など、王室の家族やメーガン妃の実父を気にかけるべきだという声や、メディアの注目を避けるために英王室を離脱したはずの2人が、「テレビや雑誌に出ずっぱりなのは、どういうことか?」といったツッコミも寄せられた。
話題は、カバー写真にも飛び火。あるユーザーは、ヘンリー王子の毛量が実際よりも多く、メーガン妃の肌や髪に光沢感がありすぎて不自然だと指摘。「ハリーはカツラをかぶっているの?もしくはエアブラシのやりすぎ?」「リアルなのかフォトショなの?実に嘘くさい」「タイムのパロディアカウントかと思ったら、本物だった」などのコメントも投稿されている。
このほか、メーガン妃の背後で縮こまっているようなヘンリー王子のポーズを指して「ママの後ろで隠れている少年みたい」「お付きの人に見える」といった声も。
また選考の理由に関して、ジェフ・ベゾス氏や元妻マッケンジー氏、ビヨンセなどもフードバンクに多額の寄付を行っているにもかかわらず、タイムがなぜこの2人を選んだのか、疑問の声も寄せられている。