インフルエンサーが68階高層ビルから転落死、危険スタントをSNSに投稿

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ハーネスを装着せずに、高層ビルや送電線、煙突などに登る危険なスタントをSNSに投稿していた男性が、香港にある68階建てのビルから転落死した。

ニューヨークポスト紙によると、REMI ENIGMAことレミ・ルチディ氏(30)は28日午後6時ごろ、半山区にある高さ約220メートルの「トレグンタータワー」に到着。警備員の制止を逃れ、ビルの屋上にたどり着いたという。

ルチディ氏は最初、40階に住む知人を訪れたと警備員に伝えていた。しかし、その人物は、知り合いではないと答えたため、警備員が拘束しようとしたが、すでにエレベーターに乗り込んでいたという。監視カメラの映像には、49階までエレベーターで上がったあと、階段で最上階に向かう様子が映っていた。

屋上へのドアは施錠されていたが、それをこじ開けて侵入したという。最後にルチディ氏の姿が目撃されたのは、午後7時38分ごろだった。ペントハウスの窓を外から叩き、助けを求めるような仕草を見せたという。家政婦がその様子を見ていた。

ルチディ氏は、その場で死亡が確認された。カメラも事故現場付近で発見され、その中には、非常に危険なスタントを撮影した映像が記録されていたという。死因については、発表されていない。

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ルチディ氏が宿泊していた宿のオーナーは、「親しみやすく、謙虚な男性だった」と振り返ったという。

最後の投稿は6日前のもので、銅鑼湾にあるタイムズスクエアビルから撮影した夜景だった。