「アーメン」にもジェンダーニュートラル?議員の「アウーマン」発言が話題

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 3日、第117議会の開会に際して、下院で祈祷を読み上げたエマニュエル・クリーバー議員(民主党 ミズーリー州)の締めくくりの文言に、賛否の声が上がった。

約2分半、祈りのスピーチを捧げたクリーバー議員は、最後に「Amen and A Woman」と唱えた。

これに対して、ニューヨークポスト紙は、アーメンは性別を表した言葉ではなくて、ヘブライ語で「so be it(そうあらしめよ)」を意味する言葉の翻訳だと指摘。

トランプ氏の長男、ドナルド・トランプ・ジュニア氏は、4日のジョージア州の集会で、クリーバー議員の言葉は「民主党を知る上で、必要なすべてを表している」と発言。「つまり、これらの人々はとんでもないバカだということだ」と述べると、会場から歓声が上がった。さらに「もしレストランに入って、ウーメニュー(womenu)をなんて頼んだら、白い目で見られるだろう」と揶揄。「誰が気にするんだ」と語った。

合同メソジスト教会の牧師で、9期目の当選を果たしたクリーバー議員は、カンザスシティ・スターの取材に、締めくくりの言葉は、記録的な人数となった女性議員と下院議会で初めての女性牧師の誕生を記念した「陽気な語呂合わせ」だったと説明。「個人的には、これら歴史的な出来事は、私が感謝を捧げる神様からの恩恵だと思う」と述べつつ、祈りの言葉が「人々の間の恨みや分裂をかきたてる話に合うよう誤解され、曲解されたことを深く残念に思っている」と語った。

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今期の女性議員は上下院合わせて144人で、これまでの記録だった129人を破り過去最高となった。

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