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資金難のハロウィンパレード 市民の寄付で復活

資金難で実施が危ぶまれていたニューヨークのハロウィンパレードが、市民の寄付によって開催されることが分かった。

マンハッタンのハロウィンイベントは全米で最大規模。今年で48回目を迎える。主催団体によると、市への許可申請やパレードで使用するパペットの制作費など約15万ドル(約1,670万円)の資金不足に陥っていた。

支援を申し出たのは、金融サービス会社UBSで役員を務めるジェイソン・フェルミング氏(58)。ブルックリン出身のフェルミング氏は、子供の頃からパレードに親しんできた。昨年は娘と参加を予定していたが、新型コロナウイルスの影響でイベントは中止となった。

今年も開催されない可能性を知ったフェルミング氏は地元テレビ局に「これまでにイベントが与えてくれたものを考えると、何か手助けをしたいと思った」と寄付の理由を語った。妻のミッシーさんと共に全額を寄付するという。パレードは「ニューヨーカーが最も無邪気になれる瞬間」と話し、「パンデミックを経験した後には、非常に良い治療薬になると思う」と開催の重要性を語った。

主催団体はフェルミング氏を「ハロウィンのヒーロー」だと称賛した。

今年のパレードのテーマは「Let’s Play」。昨年ハロウィンを楽しめなかった全ての子供たちのために開催するという。美術館と協力し、子供たちも巨大パペットを操る予定。

パレードは、10月31日、午後7時にスタート。6アベニューから16ストリートまでのスプリングストリートを行進する。グランドマーシャルは、コメディアンのランディ・レインボーが務める。

▼2019年のハロウィンパレードの様子

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