CVS コンセプトストア「HealthHub」を拡大

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昨年11月に医療保険大手のエトナの買収を完了したドラッグストアチェーン大手のCVSは4日、顧客の健康管理サービスに重点を置いたコンセプトストア「ヘルスハブ」(HealthHub)を、2021年までに1,500店舗に拡大する計画を明らかにした。

同社は、HealthHubのパイロットプログラムをヒューストンにある3箇所で実施していた。今年は、ヒューストン、アトランタ、フィラデルフィア、南ニュージャージー、タンパに拡大する。

HealthHubでは、店舗の20%以上をウェルネスやパーソナライズケアに使用し、耐久医療機器、医薬品、看護師や栄養士など専門家の組み合わせて、睡眠時無呼吸や糖尿病といった持病を持つ人々に日常的に健康管理サービスを提供する。ストアでは、栄養士によるグループや対面のカウンセリング、減量プログラムも提供するほか、コミュニティ・スペースで、ヨガクラス、健康管理講習や栄養セミナーといったグループイベントも開催する。

HealthHubの拡大は、小売への依存を減らし、ヘルスケアサービスを強化しようとする取り組みの一環。小売環境は、アマゾン社などオンライン小売の台頭で競争が激化。同社は4月に、不採算の46店舗を閉鎖した。