エリート大学院生が意識不明の重体、地下鉄で無差別暴行の可能性

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ニューヨークのコロンビア大学に通う大学院生ジェイ・レイスト(Jay Reist)さん(29)が頭部を損傷し、意識不明の重体となっている。家族は、地下鉄で無差別暴行の被害にあった可能性があると主張している。

NBCニューヨークによると、レイストさんは21日午前1時ごろ、ロウアーイーストサイドにあるバーで友人と過ごした後、マンハッタン北部インウッドにある自宅に向かった。午前2時ごろ、Lラインの14ストリート&8アベニュー駅の階段を上る姿が監視カメラに映っていた。その後、配車サービスのウーバーを利用したが、乗車後に発作を起こし、運転手が救急車を呼んだ。

母親のルイーズさんは同局に「後頭部を強打したことで脳に損傷を負った」と説明。レイストさんの爪や帽子、服が汚れていることから、Lトレインの駅で暴行を受けた可能性があると話し、「息子は居合わせた場所が悪かった」「そこに怒れる人物がいた」などと語った。容体について、9月の新学期までに回復するのは難しい状態だと述べた。

姉妹のリーザさんがCBSニュースに語ったところでは、俳優を目指していたレイストさんは、ダンスや演技が上手く、才能に恵まれていた。ゲイでジェンダークィアだったが、ジェンダーに基づくヘイトクライムの可能性については「わからない」と答えた。

ニューヨークポスト紙によると、現在警察は負傷の原因について、調査を進めている。

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