コロラド州 食料品店で銃乱射事件。警察官含む10人死亡

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米中西部コロラド州ボルダー(Boulder)にある食料品店キングスーパーズ(King Soopers)で22日午後、銃乱射事件が起き、警察官を含む10人が死亡した。ABCニュースが報じた。

ボルダー警察は午後2時50分ごろ、ツイッターで銃撃が発生したと投稿。午後7時過ぎに、食料品店から3マイル以内の住民に屋内退避命令を発した。現在は解除されている。

SNSに投稿された動画では、駐車場と食料品店の入り口付近で3人が倒れている様子が撮影されている。スーパーの中からは、発砲音が聞こえる。

また、スーパーを取り囲んだ警察車両から、店内にいる男に対し、投降を呼びかける映像も投稿されている。

ロイター通信はこの後、男が逮捕される様子をシェアした。複数の警察官が、手錠をかけられた男を駐車場から連れ出す様子が映っている。男は上半身裸で、左足から血を流している。

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デンバーを拠点とするキングスーパーは、大手食料品店クローガーの子会社で、コロラドやワイミングに150店舗を展開する。USAトゥデイによると、同店では銃乱射事件を受け2019年、店内に銃器を持ち込まないよう買い物客に求めていた。

コロラド州では1999年、コロンバイン高校銃乱射事件が起きた。生徒12人と教師1名が犠牲になった。

2012年7月には、オーロラ(Aurora)にある映画館で深夜、「ダークナイト ライジング」の上映中に銃乱射事件が起き、12人が死亡。70人以上が負傷した。

米国では6日前、ジョージア州でアジア系マッサージ店を狙った連続銃撃事件が発生している。6人のアジア人女性を含む8人が死亡した。