米大統領選 クリント・イーストウッド がブルームバーグ氏を支持?

404

保守派で知られるクリント・イーストウッド(Clint Eastwood)監督(89)は、今年の米大統領選で元ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)氏を支持することを示唆した。

イーストウッド氏は、ウォールストリートジャーナル(WSJ)のインタビューで「政治は非常に下劣になっている。」と述べ、「トランプ氏が行ったことのいくつかについては同意するが、大統領にはツイートしたり、人の名前を呼んだりしないで、常識的に振舞ってもらいたい。」と語った。「私たちができる最善のことは、ただブルームバーグ氏を送り込むことだ。」の支持を仄めかしたという。

イーストウッド氏は、2012年にはオバマ前大統領と争ったミット・ロムニー(Mitt Romney)上院議員を、2016年はトランプ大統領を支持している。

WSJによると、イーストウッド氏は自身を「リバタリアン」と表しており、他人の意見を尊重し、常に学ぼうとしていると述べている。2008年米公開の『グラン・トリノ』(Gran Torino)では、人種差別主義的な退役軍人の主人公が、マイノリティーのアジア系の隣人を受け入れる役を演じている。

#MeTooムーブメントに関して、セクハラを受けた女性たちが声をあげることを歓迎しているが、「性的不正行為の告発に関して、無罪推定が法だけでなく、理念においても失われたことを憂慮している。」と語った。
最新作『リチャード・ジュエル』(Richard Jewell)では、レポーターの故キャシー・スクラッグス(Kathy Scruggs)氏の描き方に関して、記者の所属するアトランタ・ジャーナル&コンスティテューション社から「完全に誤りで、悪意がある」と非難を受けたが、イーストウッド氏は「無実の男を迫害した無謀な物語への罪を曖昧にしようとしている。」と反論を述べている。
なお、監督した中で最も誇りに思っている作品は『硫黄島からの手紙』(Letters From Iwo Jima)だと述べた。栗林将軍の性格に惹かれたとUSJに語っている。

Advertisement