NY市 信号無視の男、警官に火炎瓶投げつけ

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ニューヨーク市で、赤信号を無視して停車を命じられた男が、警官に「有害な液体」や火炎瓶を投げつける事件があった。

事件は17日午前8時ごろ、ブルックリンのイースト・フラットブッシュ(East Flatbush)で起きた。
ニューヨーク市警察が公開したボディカメラの映像では、警官から身分証明書の提示を求められた男が、ドアを開けるや否や、容器に入れた液体を浴びせる様子が撮影されている。報道では、液体は漂白剤とみられているという。警官にけがはなかった。

その後男は車に乗って逃走。別の警察車両が追跡したところ、男は車を停止し、火炎瓶を投げつけたという。瓶はフロントガラスに当たり、道路に落ちて割れた。

男は再度車で逃げたが、スナイダーアベニューで、停車中のSUVにぶつかり停車した。男はその場で拘束された。

逮捕された男の名は、コネチカット州在住のライオネル・ヴァージル(Lionel Virgile)容疑者(44)。車内から3つの火炎瓶が発見されたという。

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WABCニュースによると、NYPDは現在、連邦検事や連邦捜査局と合同で捜査を行っており、容疑者は連邦法の「大量破壊兵器」に関する容疑で訴追される可能性がある。有罪判決を受けた場合、最大20年の禁固刑が命じられる。
なおヴァージル容疑者の家族は、精神障害を患っていたと同局に語っている。